レビュータイトル通り大満足としか言えません!
八巻でのレビューでも書きましたが、前回からのお預け感もここに来て一気に払拭されました。絶対前巻から続けて見るべき! 最初からクライマックス!&名シーンの連発。 ドイツ軍艦長の意地と訴え、アーカードの過去、アンデルセンの死、ウォルター参戦。開始十五分ほどでこれだけ濃密ならば文句なし!(ホントは八巻で欲しかったですが……)その後の会話のテンポも、絶妙な溜のある間、戦闘シーンなど演出面がかなり向上したかと思います。 前巻は死の川のおかげで、音響が派手なイメージが強かったですが、今回は立体感が重視されているようで、息を呑んで視聴させて頂きました。 最後も少女アーカード(ロリカード)の名言「クソガキ」で締めて凄く切りもよく、最終巻を余裕を持って待てるような満足感があります。エンディング曲も凄く作品にぴったりで、背景は今までの名シーンを編集しており余韻に浸れます。 八巻から九巻までの間が半年程度でしたので、そのお陰もあると思いますが、次の最終巻は少し時間をかけてじっくり制作して欲しいと思えるくらいです。ついでに収録時間も大幅に増やしてじっくりやってほしいかな。 アーカードがアンデルセンと決着が付いたシーンで血の涙を流したときの中田穣治さんの演技が本当に良かったです。 ロリカードには賛否が分かれてしまうようですが、自分は中田さんで良かったです。ここで変えたら、アーカードが姿を変えるたびに声優代えないとダメだったんじゃないかなと思ってしまうし…… あと、青年ウォルター役はもう少し落ち着いたイメージがありましたが、浪川大輔さんで正解だったかと思います。もっと見たかったかな。 ただ、前回からですがセラス役の折笠富美子さんは、セラスが吸血鬼になった事で演技変えたのかな? ちょっと声が思ったより低めの演技になっているような気が……不満は無いですけど……
オマケの外伝はやっぱり戦闘らしい戦闘はありませんでしたが、相変わらずオマケとは思えない程クオリティ高いです。次巻で少年執事VS大尉やるのかな〜…原作終ってない休止状態なので、やるとするならどこまでやるか気になる所です。総作監集は七〜九話まで収録されており、結構色々収録されています。
あと、コレは蛇足ですが……アマゾンの箱を空けたとき、「HPPYst.VALENTINE」の文字とエンジェル、ハートマークが目に飛び込んできて、何をどう間違えて、変な物を注文したのだろうと本気で一瞬混乱してしまいました。 慌てて出してひっくり返すと、表だと思っていたそれはソフトのカバーの裏……表は画像通りアンデルセンのイラストで安心しました。作品の佳境である九巻でこんなマネをするとは……発売日がヴァレンタインだからって、ちょっとお茶目過ぎでしょ(苦笑)いつも表で梱包されていたので意表をつかれました。
総合的に、画質も音声も問題なく、特に欠点という欠点はありません。内容面もシリーズ中もっともパーフェクトな巻です。冒頭でも述べましたが、八巻から続けて見ることをオススメします。
※どういう訳か、何度も修正しても、英数字をちゃんと変換されずにプレビューされていたので、恥ずかしながら漢数字に直して改めてレビューさせていただきました。申し訳ありません。
最初はあんまり期待してなかったけど見ると結構よかったです。
でもガクトはいらないなぁ・・と感じる。
ある時バクテリア型の生命体が地球に襲来、全人類が必要体(ニド)にされてしまう。その襲来から奇跡的に逃れることができた少年たちが、寄生バクテリアによって吸血鬼とされてしまった町の人たちと戦う物語。と書いてしまえばB級SFホラーのようだが、これは愛と知恵と勇気の物語であり、リーダーシップ論でもある。最後のシーンは、泣ける。もっと評価されていいと思う。傑作。
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