今やもう、ほとんどの人がこの名盤の存在を知らず、CD店でも見ることが難しい昨今です。寅さんの関西版みたいな(しかももっとおもろい)街頭商のオヤジの録音でスタートし、大阪に出てきた田舎ものの哀歓を優しく温かく歌う1曲目、おかまの心情をブルージーに歌う2曲目・・・とにかくすべての曲にムダがありません。最小編成でのアコースティックな演奏はアキが来ず、古さをまったく感じさせません(というか元から古い?)。有山淳司の通を唸らすギターやゲストの金子マリのVoも華を添えてます。曲名からもおわかりのとんでもない日本語ブルースに大笑いしながら、最後はいつも胸がキュンとなるこのアルバム。我が家ではフォーク嫌いの妻も納得の一枚です
シンプル。朴訥。正直。
そんな形容詞をならべても、このCDにはたどりつけない。
オトコを酔わせるテクを披露するワケでもなければ
ヲンナを泣かせるワザを見せるワケでもない。
でも、誰にもマネできない世界がある。
まっすぐに、ココロに入ってくる。
なので星5つ。
'70代当時 東は流行のROCK 西はブル−スパワ−!と言われてました。 ラグタイムブル−スを大阪弁で歌った傑作の1枚です。 上田正樹はもとより有山淳司の物悲しくそして透明感のある高音声の 独特の世界観が迫ります。-朝が無い-は、寒疣(鳥肌)物です。 south to southの当時のセットリスト1部のアコスティックをスタジオで 演った名演です。 ボ−ナス分は、8・8ROCK dayでのライブ音源です。 south 1stの-この熱い魂を伝えたいんや-も一緒に聞いてほしい1枚です
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