正直申し上げると、ここで紹介されている書物のただの一冊も、私は手にとったことがありませんでした。それが一番の衝撃でした。恥ずかしい〜。 趣味は読書です、なんて答えているのに…。 「感想文」からはどの作品にも深い愛着と作者への温かな敬意が感じられ、読んでいてホッとします。 実際に読んだ気にもなってしまいつつ、ぜひとも「私も読ませていただきたい」と自然に思ってしまう。 他人や作品を批評と称して貶したりすることは簡単ですが、卑屈さやいやらしさを感じさせずに、誉める、評価するって、すごいと思うのです。
今日も古本屋をのぞきにいきました。
あの近田春夫のレコード。某週刊誌でJPOPSを絶妙な切り口で評論している氏の音源です。さすがというか、見事というか、もううなるしかありません。やっぱり近田春夫はすごい。
ミュージシャン・音楽評論家、近田春夫。
古くは「ジェニーはご機嫌ななめ」でヒットを飛ばし、80年代はヒップホップとファンクに傾倒し、2000年代はサイケトランスで活動をしていたヒト。(1951年生まれです)
もうひとつの顔は音楽評論家。
「評論」の難しさは客観的に人が聞いて納得出来る啓発を与えること、と俺は考えている。主観的に「これはスゴイ」と言っても、何がすごいのか何が面白いのか分からない。かといって、客観的な解説だけでも作品の説明をしているだけになってしまう。
おそらく「評論」、もしくはこんなmixiレビューであっても、理想的な形は主観を語っているだけに見えながら、「言い得て妙だ」と感じさせることなんだと思う。
近田春夫の音楽評論は紛れもなくそれだ。
こんな評論はあまりお目にかかれない。主観的に語っていながらも、彼の音楽的素養や当事者としての知識と含蓄を感じる。それが読み手に何ともいえない説得力を投げつける。
さて、「考えるヒット」はJポップのヒットチャートを評論したもの。本著は98年前後で、けっこうヒットチャートが面白かったころ。
実際に読んでもらえば、僕のいわんとすることは分かってもらえるんだけど、それは難しいので各章のタイトルだけをつまんでみます。
「小沢健二は歌がヘタ?その俗説を否定しよう」
「猿岩石は遠くを見つけバラエティと訣別する」
「CMソングを束縛する「甘いサビ」という旧弊」
「クラシックの人達のリッチな暮らしぶりの謎」
「「つまんねェけど売れる曲」の構造を考える」
「国民とエイベックスの蜜月はいつまで続くか」
「ビジュアル系の化粧は外道以来の気合の証明」
「「善良な自分」を全肯定 それが槇原敬之の本質」
「ユーミンは低カロリーへ みゆきは激辛へと進む」
一流コピーライターのようなキャッチコピーだと思う。全体的な雰囲気として、俺はナンシー関の本質を抉る言葉に似ていると感じる。(本書で対談も行っている)
俺と同い年くらいの人は、「あー、懐かしい(笑)」という点でも楽しめますよ。
このバンドを初めて聴いたのは後楽園球場のコンサート。当時割りとシビアの音楽を聴いていた私にとって、何だフザケたバンドという印象が強かった、GSメドレーの後やったのは(シンデレラ)この曲名、アイドルじゃあるまいに、さらにかアクションがやけにふざけていやがった。しかし雑誌のレビューを見たら凄くよい評価。それでも、今聴いてみるとなかなか素晴らしいアルバムだ。特に(秘密のハイウェイ)の間奏は言葉に表せないほど。 これだけ、実力があったんだ。
近田氏本人は、郷ひろみを目指すといっていた。それもまた誤解を受ける。当時、プロのミュージシャンをしていた人に、「ハルヲフォンってすごくうまくて実力があったね?」聞くと、「あのふざけた感じ嫌だった」という返事がかえってきた。つまり、プロのミュージシャンにも実力が評価されなかった。もっとも私も、パンタをよく聴いていたんで
前述のような状況だった。それでも、今改めて聴くとすごいグループだと思うし、今のロック全盛の時代に十分寄与したバンドだと思う。
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