かれこれ10年前、何気なく立ち読みした漫画版でハマったGH。 これまで色んな噂があったけど、まさか本当に復刊するとは!! メディアファクトリーさん、ありがとう!(涙)
旧版は全巻持っているラッキーな人間なので、他の方がコメントしているように 以前のサクサクと読めるテンポの良さが薄まってしまったのは否めません。 が!大好きで大好きでたまらないナルちゃんが、更にパワーアップして研究者としての 知識を存分に発揮してるのを目の当たりにしたら、もうそれだけでお腹いっぱい、幸せでした(笑) 他のキャラ達も相変わらずで、久しぶりに友達に会えたかのような気分・・・ 時代設定は、現在に合わせるのか?と思いきや、携帯電話が普及する前、なのだそうです。 (じゃないと、色々と不都合な点が出て大変なことになるのかな・・・)
ティーンズハートというレーベルによって、読者層の幅を狭めていたものが、 新たな出版社、新たなレーベルで発売され、尚且つ大幅なリライトで本格ホラー&ミステリーに 生まれ変わったことで、読み手側の層が広がることは確実と言えるでしょう。 こんなに面白くて切なくて泣けて笑えて(色んな意味で)ドキドキする作品が埋もれてしまうのは、 あまりにも勿体ない!と常々思っていたので、この復刊が現実となって本当に良かったと思います。
まっさらな状態で初めて手に取る方、ただのホラーものだと侮るなかれ! 個性バリバリなキャラ達に泣き笑い、徹底した科学的解明に舌を巻き、 所々に張られた伏線が集約され、鮮やかな終わりを迎えるラストにひたすら感動するべし。 とにかく、最終巻まで読んでください。読めばわかります。
これからの一年、楽しみができて嬉しいです♪ この勢いに乗って、続編(もち新作!)も出てくれたらいいな〜と期待しちゃいます。
無事届きました。 問題なく再生でき、とても満足しています。 このドキドキを味わえられるのはゴーストハントだけ。
この作品は文庫本「悪夢の棲む家ゴースト・ハント〈上・下〉」をCDドラマ化したものなのですが、目で観て思い描くのと、耳で聴いてそのシーンを想像するのではやっぱり違いますよ!迫力がありますので皆さんもぜひ小野不由美のホラーの世界を耳で楽しんではいかがですか。
今年の最大な出来事のうちの一つは、ゴーストハントの原作小説がリライト版として復刊したことでしょう! ということで、GHブームがまたもや到来した私の中では、このアニメ版が引っ掛かってました。 リアルタイムで2回くらい観たけど、イメージがかなり違っていたので観なくなったのですね・・・ そして、復刊を機に改めてちゃんと観てみましたら。
思いがけず面白かった!!!
構成もいいですし、随所にちりばめられるギャグシーンもきちんと押さえてるし (ジョンの初登場時はかなり笑えました)、絵柄もそんなに悪くない。 ナルはちゃんと美形に描かれてるし(ココ重要!) 麻衣の今時っぽさが良いほうに働いて、ホラーものが苦手な人でも 入りやすいようになってるのは評価すべきところですね。 しかも、主要キャラたち(ナルやリンを除く)の衣装が毎回違うというこだわりようにも 度肝を抜きました!センスはともかくとして・・・(笑) キャスティングは、ラジオドラマ版があまりにもイメージ通りだったため、 アニメ版でガラリと変わって違和感があるのは否めませんが、まぁ慣れればこれも良し。
しかし、動くGHキャラたちはとても魅力的だ!ちゃんと観ないまま終わらせないで良かったです。 惜しむらくは、このシリーズで絶対に外してはならないナルの秘密の解き明かしがされず 終わったことでしょうかね。これを果たさぬまま終わらせるって、邪道じゃないですかね〜(泣) コミックスにつけたドラマCDだけじゃなく、アニメでもきちんと終わらせてほしかったです。 とりあえず、全部観ます!面白いことに変わりないので(^^)
恐怖は、絶望は、人を可笑しくさせる。 教師も、絶望を知り、それを認めたくなかったから、子供たちも巻き込んで、ずるずると至っていた。絶望を和らげてあげれば、物語はおわる。それはとても哀しくてこわくて、でも乗り越えなければならないこと。 浄化されて解決は、する。 でもそれは、決別を意味した。 にこやかに笑う彼は、彼であって彼ではない。 それに気づかなくて、後悔して、切なくなって、涙を落とす。 人は、後悔ばかりする。だが彼女は言う。 「恋はひとりでもできる」 と。 片思いだって恋のかたち。だれかを想う一方通行でも、『恋』そのものはできるのだ。その先に痛みしか待っていないとしても。人はそれを知りつつレンアイに溺れていくものなのだ。彼女が其処迄考えているわけではないだろうけれども。 最後の、ナルの、 「どちらが?」 と嗤う場面が、とても痛々しかった。 皮肉ったのだろうか。いや皮肉ではあるけれども、あの場面で彼は何故そんなふうに言ったのか。 彼女に対して微かにでも想いがあって、本当にどちらだったのか問いたかったのだろうか。自分をみていたわけではなかったのかと拗ねたのだろうか。 それはだれにも分からない。 ただ、なんとなくだけれども、三人とも、恋をしていたのではないか、なんて。恋、というよりも、なんというか、お互いがお互いを想い合っていたのでは、とか。
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