1つだけ。音声編集されているのか(?)2枚ともPPPHや合いの手が全くといっていいくらい聞こえません(><)そこだけが残念です。特に愛のメディスン…。 せっかくのライブBDなのにもったいないです。やっぱりお客さんの声も入ったほうがより臨場感あふれる映像になると思います。
大槻ケンヂの才能のひとつは本来アングラで聴きにくいものをポップにしてメジャーに押し上げる事が出来る能力だと思います。選曲が秀逸。別なアルバムであぶらだこをカバーしてましたが、原曲より遥かに聴き安かったです。決して唄の上手いボーカルではありませんがやはり日本のロックを語る上でオーケンは外せ無い人の一人だと思います。
かくれんぼか鬼ごっこよ。大槻ケンヂと絶望少女達の集大成かもしれない。 (それでもまだ「林檎もぎれビーム」みたいな奥の手を出せる∞) 一見全体的な半端なくアグレッシブでエキセントリックなチープ感で 騙されそうになるが、どうしてどうして。どこか狂気までも漂わせる 楽曲そのものの美しさに一時幻惑される...(「人形たち」)
それはガチで前のめりにクソ真面目なほどに、この半端ない 独特の世界を作り上げようと拳を挙げるオーケンの本気が、 そしてどこかリリカルに物哀しく、しかし有無を言わせぬ、 萌えとしての存在感がどこか、お人形さん的でもある絶望少女達が、 生きとし生けるものへの「やる気」を喚起させる独特のメッセージを 励ますでもなく無言のままに(いや絶叫のままに)発している。
世の中には、こんなアプローチの仕方もあるのだ的、 何ともいえない、やったもん勝ちの堂々たる勝利を感じる。 (オタ世界とエキセントリックプログレの化学反応の妙) そして、その美酒に酔うのはオーケンと愉快な彼女達を 末永く見守っていくであろう、我々なのかもしれない。
個人的にボーナストラックの「空想ルンバらっぷ」に 恋してしまった...らっぷびとrapがカッコイイのはともかく、 本作の切なさが十倍増し。色々弄っても楽しいオーケン楽曲。 そこはやはり曲サウンドを手掛けるNARASAKI手腕であろう。
過去に一世風靡した人から現代でもまだまだ現役バリバリのロックンローラーの方とオーケンとの対談集。 様々な人が出ていますが、一般的に有名の方ではJUNSUKYWALKERSの宮田和弥さんやLINDBERGの渡瀬マキさん、爆風スランプのサンプラザ中野さんなど。 またその他にもZIGGYの森重樹一さんやウルフルズのウルフルケイスケさんまたダイヤモンドユカイさんなどなどその他にもバラエティーに富む対談集です。 オーケンが聞き上手なのか普段はあまり語られないロックンローラーの日常やプライベートが語られており多くの方の意外な一面が見れ面白いですし、やはりみなさんロックンローラーですから基本的にはスカッとしており読後には晴れやかな気持ちになる一冊です。
超超名盤!手に入るチャンスを逃すな!頼む人類皆、駄目人間(深い意味でだよ)この人の作品はこうでもしなきゃ広められんからツライね。いい曲つまってます。駄目人間、世間に染まれず悩んでる誰にも優しく切なく打ち震えます! 愛すべきオーケンもう一度死んだつもりやってみないか!
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