古代人の末裔で、三番目の目が開くとIQ700の天才になって凶悪に暴れまわるなんて、設定だけ聞いても読んでみたくなります。
昔の漫画だけど、とにかくカッコいいのでお薦め。
手塚先生の壁紙集というので発売前から期待してました。 購入後、さっそく拝見したところ期待通りの内容! 収録作品数から見れば、この価格はお買い得です! ピノコのスクリーンセーバーが入っていたのは嬉しかったです。
これまで、単行本には未収録だった秘蔵短編集。 文福の初登場編、写楽の転校編などがある。 文福の初登場(アニメ28話・悪党文福あらわる)は、文福は、狩人蜘蛛を製作して、最後に夜の学校で1人で動かそうとするが、全く動かない(アニメは、金塊強奪未遂の現行犯で逮捕され、警視庁の取調室で、雲名警部の前で同じことをしたが失敗して、刑務所に送られている)。冒頭の部分は、カンニングと同じである。 メダルの謎(アニメ7話・のっとられた写楽)も、アニメ化されたが、単行本未収録だったため、今回収録された。 写楽が転校した猪鹿中学は、アニメでは最初から通っている(原作で写楽が転校前に通っていたのは大穴中学である)。 写楽が、ナスカの地上絵についての説明をする場面もある(写楽によると、古代人の書いた図形は、バッテリーの役目をしていたという。長耳族より)。 アニメ27話・不思議の国の写楽(原作は復活の谷)に登場した壺は、カオスの壺(写楽曰く、クラインの壺)を引用している。今まで読んだことの無い人は、この機会に読んでみてはどうだろう。
最終回は見せ場の多い回。私は、古代王子ゴダル編がとても印象に残っており、ゴダルが写楽の身体を奪おうと、和登サンの身体を乗っ取り、和登サンに成りすます場面を今でも覚えている。 和登サンの魂が入った猫(和登サン)も、元の身体に戻ろうと、原作以上に奮闘する。 後半のバンカラの登場は、30話・古代王子ゴダル 最終兵器を捜せ!の前半部分のみで、それ以外は全く登場しない(もっと登場しても良かったのだが、使い勝手が良くなかったのだろうか)。 遺跡荒らしの草井は怪植物ボルボック編で登場。草井は改心したと自ら言っているが、宝を狙う野望は変わっていない。38話・怪植物ボルボック 動き出した大地で草井は命を落とす。 イースター島航海編では、原作では写楽と雲名警部だけだが、アニメではヒゲオヤジも加わる。ヒゲオヤジは、雲名警部をヘッポコと呼ぶ(ヒゲオヤジは、元太陽族だったらしい)。 古代王子ゴダル編、怪植物ボルボック編、イースター島航海編、怪鳥モア編と、原作での長編作の多い後半と言える。 悪党文福は、原作は出番は少ないが、こちらは何度か登場している。 是非とも楽しんで見て欲しい。
期待しすぎたかなー・・と少し残念です。
この「三つ目がとおる」は子供の頃、途中まで読んだ記憶があり、三つ目の上に貼ってあるばんそうこうを取ると、写楽君が超天才児になるという、子供の頃の自分にもわくわくするような始まり方だったのです。
でも、超古代の三つ目族の末裔という設定ですが、途中からワトさんの裸を見せるためだけの写楽のダメっぷり(甘えていつも一緒に風呂に入るなど)読めば読むほど、「あれ〜こんな話だったんだ・・」と、期待はずれな感じ;;
ラストもなにも解決せず、写楽の母親の謎なども描かれないまま、最終回をむかえます。
手塚先生にはブラックジャックや、火の鳥など名作が多いのに、何故なのだろうと首をかしげます。
ただ、ずっと読みたかった続きが今読めてとても満足しています。
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