今回発売された原画集に至る前にも、ガンダムの特集本等で原画等(TV版ジェットストリームアタックとか) を拝見できましたが、それでもまだ、このカットの原画が存在したのかと、 放映から30年経った今見ることが出来て、そのカットに何十秒も見入ってしまいました。
前半のTVシリーズの原画は、現存する原画をスキャンされて、 これまた震えが来るレベルに感じました。逆に、劇場版の分は、 以前撮影された原画か何かでしょうか・・・・・。 それでも、よくコレだけのカットをまとめられたものです。
安彦良和氏の描かれるキャラクターは、人物も勿論!素晴らしいのですが、 個人的には幼少期の頃からの勇者ライディーンへの憧れからか、 そのロボットやメカ、モビルスーツの描写も素晴らしいと思います。
安彦氏は感覚的に描かれているのでしょうけど、ガンダムのつばの部分と目のバランス。 これは人物でも同じですけど、真横・あおり・見上げ・・・・ このパースの効いた構図バランスがメカにも活かされている。
ロボットのボディが、人間の体のようによじれて動いている。 これはゲッターロボの金属の変形とは違って、 明らかに構図として判って描かれておられるかは謎なんですけど、 安彦氏のメカ描写の素晴らしさ、追随者のいない理由の一つにも思えます。
誰が描いても、世界中の人がチャレンジしても、これから何百年経っても、 安彦氏のタッチや構成は安彦氏にしか描けないのではないでしょうか。 その後のガンダム作品(TVゲームやパチンコw)を見ても、 安彦氏が描かれたかどうかが、我々ファンには一発でわかってしまう。
勇者ライディーンのDVD解説で、 富野監督が「世が世ならピカソと同じ扱い云々」とコメントされてました。 安彦氏の作品を後世に伝える意義として、安彦良和記念館とか建設して欲しいですね。
想像力をかきたてるものとしてみれば面白い^^
アカデミックではないが。
DVD化されないのが本当に悔しい。 安彦良和の魅力溢れる躍動感あるキャラクター達が神村幸子の手によって更に、磨きがかかり、見ていて飽きない。
内容も古臭くなく、むしろ新しいそして音楽もめちゃくちゃ名曲揃いなのも良い。
絵の書き込みや動画も綺麗で崩れ行く建物や高速道路がリアルに壊れていく様はウットリしてしまうぐらいだ。
そしてエンディングに向かうラストの辺りは鳥肌が立つほどの出来映え、これほどの作品がDVD化されていないのは本当に残念でならない(泣)
DVD化を強く望む一本である。
ゲームはファミコンで一応発売されている。
今まで読んだ少女コミックの中で一番影響を受けた作品のビデオ、そして監督が機動戦士ガンダムの作画監督、安彦良和氏と聞けば、大いに期待するのも無理からぬことだった。しかし、キャラクターデザインが安彦氏によるものではなかったのは仕方がないにしても、あまりに幼い。声優も、セルジュが小原乃梨子でドラえもんののび太を連想させ、興ざめだった。音楽、背景はかなりイメージに近いものに仕上がっていたので、今度はもう少し原作に忠実に、かつていねいに、そしてキャラクターデザイン、声優を変更しての続編を切に望みたい。宮崎アニメレベルのものを要求してしまうのは、投稿者にとってこの作品の思い入れがいかに強いかを示すものである。
「満洲」「馬賊」「隠された歴史」というキーワード、 その中で「謎の出生に翻弄される主人公」が 国家権力にもまれながら成長していく、という 安彦歴史漫画お得意パターンの一作。
本巻はその二巻目。上記『虹色のトロツキー』の要素に これまた安彦歴史漫画お得意の古代日本が融合しており 文字通り大河ロマンの香りがしてきた。
パターン化にそろそろ飽きた、と唱えるか 待ってました、これこれ、とつぶやくかは 人それぞれとして、昔から変わること無い その動きに満ちた、繊細な絵柄は素晴らしい。
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