東日本大震災のボランティアで印象的だったのは「Football saves Japan」の活動でした。様々なクラブのサポーターが集まって、ベガルタ仙台に対して緊急物資輸送を行い、その後もヘドロ処理などを継続的に行ったというものです。こうした活動には強い「直接民主主義」のパワーを感じました。その報告が『フットボールサミット』の中で清義明さんによって行われていました。
一読、まっさきに思い出したのはドラッカーの『非営利組織の経営』でした。ドラッカーが80代で書いた『非営利組織の経営―原理と実践』では、参加型民主主義が唯一可能な分野として先進諸国で残っているのはNPOだけだ、として、しかし、そこにも効率的なマネジメントが必要だと説いていました。「アメリカ人のほとんどにとって、非営利機関は、いまだに政府や企業よりも、ずっと大事で、ずっと意味のある、身近な存在」なのです。そして、そうした組織に参加するということは「たんに受け身で投票したり、税金を払うということではなく、能動的に人々が活動する昔のような市民社会をつくり上げる」ことにもつながります。こうしたことは、そのままJリーグのサポーターにもあてはまりそうです。「支援活動から思索するサポーター像」の中で、初めて知った知見は、こうした組織がちゃんと財政的な基盤を持っている、ということでした。清さんによると、それはアパレルの販売によってもたらされているそうですが、こうしたことを聞いたのは初めてでした。
無給のスタッフによる、社会の本質的な変革。それが『非営利組織の経営』でドラッカーが描きたかったことだと思いますし、日本の社会では、もしかしてサッカーのサポーターがやりはじめていることなのかもしれません。
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