厚みも耐久性もあり、表面がぼろぼろになるまで活用しました。 漂白しても絵柄は消えないので半年ぐらい気に入って使い倒しました。 絵柄もかわいいのでキッチンが明るくなります。
この作品を見たとき僕は、中学生でした。当時は特にこれといった 感慨も抱くこともなく見ていましたが、今、人生のはかなさ、 苦しみ、そういったものに気づいてしまった僕は、なぜか この作品のあらゆるシーンを思い出します。 トヨエツと夏川さんのラブシーン、北海道への逃避行。 佐野史郎の愛ゆえの狂気。いろんなシーンがフラッシュバックします。 記憶がこの作品を美化してるのかもしれません。 けど、あのラストシーンを思い出すとき、 なぜか泣きそうになるのです。ミステリーでもなく、あの 恐ろしく暗く、静かな世界観で、ドラマとして成功させた 野沢尚。彼は小説家としては、3流だけど、ドラマ脚本では、 右にでるものはいなかったです。
部屋にひとりでいたのをいいことに、読みながら、声を上げて泣いてしまった。
中学校で国語の非常勤講師をしている村内先生は、言葉がつまって滑らかに話せない。 だから、村内先生は大切なことしか言わない。 そして、先生は誰よりもすてきに笑う。まぶしいような、なつかしいような笑顔で。 何よりも、本当にそばにいてほしいとき、村内先生はかならずそこにいて、静かに寄り添ってくれる―
自分の弱さを隠さずに、傷つきながら生きている人はすてきだ。 かっこわるくても、自分の傷より、誰かの気持ちに寄り添うことに一生けんめいになれる人は、もっとすてき。 読みながら、村内先生に恋しそうになった。
わんわん泣きながら、過去の傷がやさしく癒されて、読み終えたあと、雨上がりの空みたいに心がさわやかに晴れ上がる、すばらしい小説。
いくらか緩和された雰囲気はあったが、冷戦時代の1976年に米ソで最高レベルの映画を作ったことが何とも感慨深い。その原作は、世界中の人に知られ、子供でも楽しめると同時に、ノーベル賞作家メーテルリンクの深い思想が秘められた人類の至宝とも言える戯曲「青い鳥」。
技術の米国、芸術のソ連が、あらゆる面において出し惜しみはない。俳優も、米国がハリウッド3大大物女優の最高の演技なら、ソ連も最高のエリートダンサー達と見応えも十分だ。
監督は、「マイ・フェア・レディ」はじめ、60年代までに数多くの名作を作った19世紀生まれの巨匠ジョージ・キューカーである。
人々の印象に残るのは、当然、二人の兄妹であるが、妹ミチル役は後に英国のアイドルにしてエイス・ワンダーのボーカルになるパッティ・ケンジットの幼い頃だったとは初めて知って驚いた。
「青い鳥」自体が、実際は世間で言うほど単純でない謎の物語である。メーテルリンクは実は大変な思想家でもあるのだ。その作品を、世界最高のスタッフが見事に映像化したと思う。
もちろん、娯楽映画として見て良いのであるが、これは永遠に見続けられる価値のある歴史的作品であると思う。
愛情みたいなもの?愛は理屈では無い、正しいとか、正しくない!と言うもではない!そんな、人の心の隙間に浸透して、満たされて行く、そんな、アルバムのような気がします。もちろん、青い鳥が好きな人には、二重○です!
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