1・2の短編も楽しませていただきましたが、3の長編の方がやはりいいですね。
女同士の絡みしかないので、安心して読めました。(1・2は男との絡みあり)
だんだんと吸血鬼が増殖していって、吸血大戦争か!!? みたいな流れになって最後はどうなるの?? と思いましたが いい感じで終わったと思います。
ただ、やはり多く関係を持つよりも《恋人》のポジションは欲しかったな・・・と。
ホラー漫画から、美少女漫画、ギャグ漫画と幅広いジャンルで活躍されている千之ナイフ先生が見事に吉原の世界を描いています。 まるで遊女の霊がのり移ったかのようなセリフに驚きました。 千之ナイフ先生の描く花魁はただの遊女としてだけではなく、日本女性としての燐とした美しさも感じられました。
そして、エロ漫画の巨匠でもある先生の描く遊女達の濡れ場はとても艶かしく美しいです。 女の私が見ても惚れ惚れする程です。
忘れてはいけないのが、遊女に仕える幼い禿(かむろ)たちの存在。各話ごとに可愛い禿たちが登場するので、そこも見所です。
個人的には折檻シーンがとても気に入りました。 荒縄で縛られ、吊し上げられた遊女の姿もとてもセクシーで美しいのですが、禿の折檻シーンがとても卑猥で危険な魅力があります。
千之ナイフ先生の吉原絵巻をもっと見てみたいと思いました。
昔からの千之先生のファンです。兎に角画面が美しい! 女の子も今流行の「萌え系」とは一線を画した、正統派の「美少女」です。 男性向けの内容ですが、性的なシーンもとても美しく、女性が読んでも抵抗は無いと思います。 人物だけでなく背景や小物に至るまで、丁寧で緻密な描き込みで、芸術的でさえあります。
|