1976年のラオスを舞台にした不思議な一冊でした。 正直私にとって当時のラオスがどういう国であったかという予備知識は全くなく、読んでいてその場面を想像出来ない時もありました。 幽霊や悪魔祓いの話もありただのミステリーではないんですが、それぞれの事件が最後の最後に繋がっていく展開は見事でした。 ユーモアセンスも抜群でしたよ。シリ先生が72歳という設定なんで、どこまで続くか分からないけど最後まで読んでみたいシリーズです。 なんとなくボツワナのミス・マープル、ラモツエのシリーズを思い出しました。
2010年に聴いても見劣りするどころか、今やこれ程までにタイト且つ複雑でテクニカルでメロディアスな妥協なきスラッシュメタルを提供出来るバンドはどれ程いるだろうか。90年代以降シアトル系アーティストの台頭に伴いテクニカル色の強いバンドが淘汰され今や死に絶えてしまったといっても過言ではない。その後もハードコアやメロコアと必要以上のテクニックは無駄とされた。そろそろ聴きたいでしょう。これ程までにテクニカルで惚れ惚れするスラッシュメタルを。このCORONERは、80年代が生み出した貴重な財産であると改めて認識した。2ND、3RDは安価で手に入るので、チルドレンオブボトムとかアークエネミーとか好きな若い方、是非聴いて下さい。
CDジャーナルの解説の「以前は突っ走るだけの単調なバンドだったが」の箇所を読めば、書いた人物がいかにCORONERを聴いていないかがわかります。1作目から複雑な曲展開を得意としていて、単調な曲は皆無であった。評論家失格なのは間違いなし。 そろそろデタラメな文が多いCDジャーナルから転載するの、やめませんか。
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