この1965年に公開された「姿なき殺人者」は、これまでに5度、映画化されている「そして誰もいなくなった」の2度目の映画化作品であり、DVD化されるのも、第1作の1945年版に次いで、これが、2度目となる。
原作が、誰もが知っているような超有名作だけに、製作者側も、目先を変えて、新鮮味を出すのに必死なようで、原作のイングランドの孤島から、1975年版ではイランの砂漠に、1989年版ではアフリカのサファリに、それぞれ舞台を移しているのだが、この1965年版でも、舞台をアルプス山頂の山荘に置いている。
ちなみに、この1965年版の監督は、度が過ぎた脚色と演出でアガサの怒りを買ったMGMのミス・マープル物四部作( 「ミス・マープル ムービー・コレクション」)と同じジョージ・ポロックなのだが、製作と脚本を、この「そして誰もいなくなった」に格別の愛着を示し、後に前記1975年版でも製作と脚本を、1989年版でも製作を担当することになるハリー・アラン・タワーズ(別名ピーター・ウェルベック)が担当しているため、ミス・マープル物四部作と比べると、ずっと「まとも」になっている。
なお、1945年版同様、この1965年版も、アガサ自身が執筆した舞台用の戯曲に基づいて製作されているため、我々が慣れ親しんだあの有名な小説とは、一部、異なったところがある。この1965年版では、それに付け加えて、人物設定と、舞台をアルプス山頂の山荘に移したことを生かした一部の改変が見られるので、より原作に忠実なのが、1945年版ということになる。この「そして誰もいなくなった」は、何度、接しても、飽きが来るという作品ではないので、小説と2種類の映画版を比較しながら見てみるのも、一興かもしれない。
フェビアンがまた聞けるなんて感謝感激です レベッカのギタリストだった古賀森男のグループはクオリティーは高かったのに評価されませんでした 技術の高さを再確認しました ありがとうございます
どうしても見たくて、以前、英語字幕DVDで鑑賞した。
日本語字幕版発売とは夢にも思わなかったが、これは嬉しい限りだ。
脚本・初監督のファビアン ビーリンスキーが冴えている。
アルゼンチンで大ヒットを飛ばしたコンゲームもので、ブエノスアイレスならではの物語と言える。
どいつもこいつも胡散臭くて怪しすぎて、しっかり用心して見ていたにも関わらず騙されちゃうんだが、
これが爽快なんである。
副題?としてついている「ガストン・ポールス」ももちろん主演と言っていいが、
これはなんといっても「リカルド・ダリン」だろう。
この胡散臭いおっさんは、作品が異なれば知的で物静かな男も演じるから驚きである。
フェビアン&リカルド・ダリンで作った2作目。「El Aura」も高い評価を受けている作品で、
これも日本語版で出してくれたらと願うばかりだ。
レベッカの○○と形容するのも今更ですが、念のため。「フレンズ」を収録した「REBECCA IV」に参加しているギタリストが本作のメンバー(と言っても現在は実質本人のみ)の古賀森男さんです。 REBECCA IVでは「フレンズ」や「Maybe Tomorrow」の流麗なギターソロや「London Boy」ではアレンジも担当しています。(ベーシックトラックのギターは是永巧一氏) で本作「イノセントノート」ですが、ライナーを見る限りでは本人の多重録音みたいで、古賀氏のマルチプレイヤーぶりが発揮されています。どの曲も詩・メロディ共に完成度が高く、掛け値なしに過去最高作だと思います。 一時代を築いたPOPソングライターが過小評価されていますが、彼のような才能が真っ当に評価される事を望みます。
矢野顕子さん、小山実稚恵さんなど10名のピアニストのピアノへの思い入れが書かれています。中でもピアノを習うきっかけや、幼少の頃は練習がいやで一度は親と喧嘩してやめてしまった。とか、スパルタの親に一生懸命ついていった。コンクール出場の話なども・・・ 全員が恵まれた環境で挫折なく過ごしたわけでは無いと感じる場面も多々あります。 子供と一緒にピアノを頑張っている方々にはとてもためになるお話しが沢山ありました。
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