村八分やサンハウスのレビューは皆、書くのだが鮎川誠本人のしかもウィルコジョンソンとのコラボアルバムで誰も書かないのはおかしいだろ。このアルバムにはストーンズが好きな奴にはお馴染みの曲ばかり。二人の個性で消化している。だがFUJIYAMA MAMAなんてあたりを演るあたりが何ともニクい。いぶし銀のギター職人ふたりのアルバム。
この本を気に入るかどうかは、鮎川誠が好きかどうかによるかもしれません。ぼくは鮎川誠が大好きです。この本も大いに気に入りました。 大ざっぱに言えば、著者達が好きな音楽について、「このバンドはココが素晴らしい」などという想いを語るものだと思います。あるいは、「このバンドはあのブルースマンのカヴァーをしているのか・・・じゃ、あのブルースマンのCDも買って聴いてみましょ」とかいう、みんな経験したような出来事の回想録というか。 でも、そんなような歴史を辿るプロセスは、友達同士の情報のやりとりとか、CDや何かのライナー等をもとにして少しずつ辿っていくのがスジなんでしょうし、その方が自分なりの聴き方で、感じ方で解釈しながら吸収していけるので楽しいと思います。 古い盤が中心で、新しい音については書いてありませんが、今のリアルな音はソレが本物であって、古い音に固執するべきではない、と言うのが大切な事なんだろうと感じました。 手っ取り早くロックのルーツを探る、っていうのではなくて、鮎川誠ほか著者達のエッセイ的な読み物だと思います。 「アンタ達、好きやねぇ~」って、独りでニヤッとしちゃったりしながら読みました。 (もちろん、いろんな情報を手に入れる事にもなりましたけど。日本のロックについても書かれているし)
おいらがこのアルバム(LP盤)を購入したのは、25年以上前の高校一年の夏休み。初めてのアルバイトで稼いだ金で購入しました。針を落とした瞬間から、ぞくぞくしたのを憶えている。以降、おいらは国内外を問わずマイナーだけども本物のロックにどっぷりと浸った人生を送る事となりました。鮎川さんを通じてルースターズやサンハウスも知る事が出来ました。
この日本に、おいらみたいなのが少なくとも何人かいるとおもいます。まさに、「人の人生を左右する!!」そんなロックアルバムなんです。
思わず「クスっ」としてしまうシュールな笑いがてんこ盛りのほのぼのした演出です。
主役二人の奇妙な親子関係は微笑ましくどこか羨ましささえ感じる不思議感。
癒しが必要な時や何も考えたくない時に観ると効能がある映画だと思います。
ご存知の方も多いでしょうが、シーナ&ロケッツのギタリスト、鮎川誠がバックにウィルコ・ジョンソン・バンドを起用してロンドンでの録音。セッション形式での一発録りならではの荒っぽさがあるが、ライブでのブルース感があり、聴きごたえがある。ただ、鮎川氏自身のボーカルは、初期の布袋寅泰のソロを彷彿させる感じで、個人的には・・・。
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