ジャズピアニストの小曽根真のラジオで聞いて、思わず注文してしまいました。 曲自体のニュアンスは視聴してもらえると分かると思います。 J-waveのサイトでは番組を聞きながら注文できなかったので、こちらで注文しました。
のっけからスケールの大きい”ロック魂”に圧倒されます。 JAZZ Guitaristとしてのイメージが強かったM, Sternがここまで奔放にロックを奏でたのは以外であり、嬉しい発見でもありました。細かい薀蓄はいい。とにかく大音量で聴いてみて下さい。
2006年リリース・・・2004年11月パリ:「ニューモーニング」と言う所で収録されたライブDVD。マイクスターン(G)・リチャードボナ(B)・デニスチェンバース(Dr)・ボブフランセスキーニ(Sax)という超一流ラインナップ(笑)・・・なんと言ってもリチャード&デニスのリズムセクションが、最高に強力ですね。全5曲と収録曲は少ないながら、とにかく1曲が長い(苦笑)・・・因みに、5曲目がアンコールですからねえ!!正直途中飽きがくる部分もありますが、バンドの演奏はとにかく素晴らしく見応えがあります・・・マイクスターンの弾きまくりは、映像観るとやっぱり凄いですね!!リチャードボナのベースは、得体の知れないフレーズ(笑)全開で、ノックアウトされてしまいます・・・渡辺香津美エレクトリックバンドでの演奏と、途中シンクロしてしまう方もいらっしゃるのでは(笑)。でかい画面のTVで観たら、本当そのライブハウスにいる感覚に陥ると思いますよ・・・デニスのドラムがガンガン来ますね、おそらく。ボーナストラックは2曲・・・「AFTER YOU」1990:ボブバーグ(Sax)・デニスチェンバース(Dr)・リンカンゴーインズ(B)、「Jean−Pierre」1996:ボブシェパード(Sax)・デイヴウェックル(Dr)・リンカーンゴーインズ(B)と言う映像。メンツ買いして良いDVDですね!!
ちょっとジミ目で玄人受けするスティーブ・カーンがプロデュースした本作。ボブ・バーグ(ts)との双頭コンボが軌道に乗り始めたころだと思いますが,このスタジオ作品ではジム・ベアード(kb)のオーケストレーションが光ります。
とにかく1曲目のAnother Way Aroundがいきなりアルバムのハイライト。乾いたシーケンスのイントロに続いて,絶妙にアクセントをずらしたドラムスとベースのリズムパターンで曲のノリを決め,クリーンなギターサウンドのテーマを導く。よく練られたコード進行とメロディからなるテーマが,この曲の展開すべてに生命を吹き込んでいると言ってもいいでしょう。テーマの再提示部ではボブ・バーグのサックスが重なり,この美しいメロディーをさらに印象付けます。続いて程よくディストーションの効いたマイク・スターンのソロ。出だしこそタメて入ってきますが,タイミングを逃さずソロを盛り上げていきサビはどうなるんだぁぁ〜っ!と,そこでボブ・バーグとともに泣きのサビメロをぶちこんで来るのです!!この瞬間に必ずハートを打ち抜かれる,涙出そう。そしてエンディングはボブ・バーグの咆哮とともにフェードアウト・・・
マイク・スターンのソロ名義作品では,個人的にはこのJigsawが最高傑作だと思っています。
Mike Sternの一ファンとしてのレビューですので悪しからず。Ritの人脈・一声で実現したというこのユニット、結果としてRitの器用貧乏さだけが印象に残ってしまうのが残念。Mikeの曲はホーン抜き+Ritのside g.バージョンで、それを支えるBass, Dr, Keyも流石の手練れで結果、Mikeのあの世界そのものです。Ritの曲でもおなじみのメロウトーンで速いパッセージを流麗に弾きこなすRitの姿には思わず惚れ惚れしてしまいます。テーマとソロをとり合う場面もそれはそれで良いのですが、如何せん人脈以外の必然性が全く感じられず、逆にバトルみたいな緊張感もなし。予定調和って感じです。しばらくこのユニット続けたい、みたいなコメントもありましたが、思わず「それはないだろ!」と突っ込みそうになりました。Ritがインタビューで、ロック系の人間とギグをやりたかったみたいな云い方してましたが、確かにそうかも知らんが人前でそれ云っちゃう?的な‥で☆-1。場の雰囲気も併せたパフォーマンス、映像・音の収録・編集etc.とも絶対に期待を裏切らないと思います。
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