あるひとの幸せを願ってるのに、知らず知らずのうち、実はそのひとの不幸を「身から出た錆なんだよ」なんてあざ笑っている自分がいたら、恐いですよね。 この小説では、読者にそんなことが起こってしまいます。
あれ、かなり引き込まれて読んでたのに、こんなとこ(頁)まで読み間違えてる。 えっ、間違ってないよ、どういうこと。 えーっ、待って待って。 エーーーッ!! と、自分はなりました。
ダマサレタ
映画館では観そびれたので、このDVDで初鑑賞させてもらいました。 五名のメインキャストそれぞれが存在感の有る素晴らしい演技で魅せてくれましたが、その中でも林遣都君の従来の好青年のイメージから脱却した熱演に感動しました。 髪を金髪に染めて男娼という設定の難役に挑み、全裸でのモデルシーンや他人の家に忍び込んでの自慰シーンなどをこなしています。 特典ディスクには、劇中のテレビで放映されていた「カルアミルクで乾杯」のロングバージョンが収録されていますが、黄川田将也さんも出演していたことがわかります。
高良さんが好きというだけで予備知識全くない状態で観に行きました。 高良さんたちの掛け合いが面白くてなんだか癒されます。内容はもちろんよかったのですが、個人的にこの映画がとても好きになったのは見終わった1週間。 仕事をしている最中やお風呂に入ってる時、寝る前にふと、「もう世之介はいないんだよな・・」となんだか切なくなるんです。悲しい映画やあとを引く映画はたくさんあるけど、それはやっぱり物語として悲しいのであって、本当に自分の友達がいなくなったようは感覚は初めてでした。 切ないけれど温かい横道世之介が大好きです。
このレビューには賛否両論あるようですが、私は個人的にはすごく好きです。 『悪人』のときもそうでしたが、主人公達の「心の叫び」が文章から滲みでていて、自分の心の奥をふるふると揺さぶられます。 主人公ふたりが一緒に暮らしているという状況に、普通は違和感を感じてしまうのでしょうが、思わず「そんなこともあるかもしれない」と読者に思わせてしまう文章力は、さすがの一言に尽きると思います。 この二人の関係を、果たして「愛」と呼べるのかということについては議論が分かれるだろうと思います。私は単純な恋愛関係や、罪悪意識、利害関係を超えたところにある、ふたりの強い「絆」を感じました。それを「愛」の一言で表現してしまっていいのか、今でもまだ答えは出ていません。 また俊介の献身的な姿、かなこの揺れる心があまりに切なく、悲しく、涙がとまりませんでした。 いずれにしても、この本を読んだ人とこの本についてたくさん議論したくなる、そんな作品だと思います。
実際コンクールに行ってこのCDに収録されている団体を聞いていましたが、どこも内容が濃く近年の吹奏楽コンクールのレベルがまた上がっていると思いました。
特に朝一番の市立柏は銅賞を取ってしまいましたが、金賞に勝る名演だと思いました。演奏終了後の観客からの反応がそれを物語っていると思います。 また、各団体の賞発表の時唯一会場から「えっ?」「なんで?」という反応が出たことが市立柏の演奏内容の高さを物語っていると思います。
天理高校は強弱のつけ方がかつての野庭高校に似ていて、聞いていて心地よいダフニスでした。
精華女子は昨年からの勢いで駆け巡るような「華麗なる舞曲」でした。名演の洛南高校に対して、勢いはありつつもしなやかな内容でした。
光が丘女子は、重厚な木管郡が魅力的で色彩も豊かでした。
初出場のコザ高校は、若干のミスはありつつも貫禄のある演奏でした。個人的には銀賞でもいいのにと思いました。
埼玉栄は相変わらずのクオリティで歌心が満載でした。銀賞に終わりましたが、ディズニー音楽というコンクール曲の選択肢を増やした功績は評価すべきだと思いました。
中々値段が高く購入しにくいのですが、このCDは勝手損はない内容ですので是非お勧めします。
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