チャリティーを理由に購入しましたが、ゲーム自体も素晴らしい作品でした。 シナリオは短く、私は3〜4時間でクリアしましたが、その分濃密な内容だと思います。
テーマであるプラネタリウムの描写が綺麗でした。 ですが、この作品を通じて感じる事は他にもあるのではないでしょうか。
まず,240ページの書き下ろし小説が付いて2800円という値段設定がスゴイ。
次に,主人公がかなり凄惨な生い立ちのアウトローなのに,実にいい奴である。
また,浜松を舞台に「崩壊した世界」を実に巧く表現している。余談だが,火浦功氏の短編に少し雰囲気が似ている(全面核戦争数日後の世界。AI搭載のジュース自販機が,自分の前で倒れ伏した生き残りに対して,無償でジュースを出す。といったお話)。その点も気に入った。
そして何より,放置されたプラネタリウムのコンパニオンロボという,マニアックなヒロイン設定。正直これだけで100点満点。
私は通っていた名古屋の「アストロドーム」が閉鎖されたことを思い出しながらプレイしてました。
少し悲しいお話ですが,お勧めの一品です。
皆さん買ってください。このソフトの商業的成功によって,プラネタリウムが見直されたりとか,アニメ化されたりとかいった展開を期待しています。
planetarian本編をプレーした方なら買って損はないでしょう。もちろん本編は素晴らしい出来なのですが、さらにこの小説を読んだことで私の中でplanetarianは大きな変化を遂げました。個人的には本編+この小説で物語は完結すると思っています。planetarian最高!!!
最初目に留まった理由は今時ありえないと思う値段でした。
その後、色々調べたらかなり高い評価を得ていたので、
購入してみました。
舞台は近未来、人類がほとんど死に絶えたという、
この先本当にあってもおかしくないような時代。
プラネタリウムの解説ロボットゆめみとの出会いと別れの物語です。
ある程度進むとその先の内容も見えてきますが、
ゆめみの健気で純粋な台詞でうまく交わしています。
主人公の独り言から、もしかするとという希望を持ったものの、
無情に訪れる最期でした。
わかっていたのに、想像していたのに、涙がポロポロ流れました。
最後の主人公の台詞は今も頭から離れません。
多くの方々が指摘する「選択肢がない」点ですが、
私はこれでよかったと思います。
もしこの物語に色んなエンディングがあったなら、
絶対ここまで感動できなかったと思います。
(正直ハッピーエンディングも見たかったですが・・・)
ボリュームだけを考えた場合星4つですが、
値段や音楽、物語の完成度、
プラネタリウムの演出などを総合すると星5つも足りないです。
4時間ほどで、EDが見られます。
オプション設定を変えると、まったく操作せずにプレイできますので
本を買う気持ちで、ぜひ一度手にとってみてください。
このドラマCDには、構成の関係で元の小説では削られていた、シナリオ担当涼元氏書き下ろしの「星の人/系譜」の部分も含まれて収録されており、いわば「星の人」完全版とも言える内容になっています。 屑屋の最期、そして天国は果たして一つなのかが判明する、planetarianファンなら必聴の一枚です。
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