語源で英単語を覚える方法は過去に何度も試してみた。結局途中で挫折するのはどの本も整然としすぎているからだった。つまりページをめくってゆくと単調な繰り返しになってしまうのである。
この本は、多数出ている語源による記憶本とは、ちょっと一味違う本になっている。特別な工夫や新機軸が打ち出してるあるわけではない。ひとつの単語をスタートとして、語根を一緒にする単語を出したり、接頭辞が同じ単語が順番に解説してあるだけの本である。しかし、この解説の方法が、著者の講義を直接受けているような語りで、不思議と記憶に残る。
単語は太字で強調してあり、それぞれの単語を丹念に接頭辞+語根+接尾辞で解説し、読み物として単調さを感じさせず読み進むことが出来る。無心に読み進んで行くうちに、記憶の中に、接頭辞、語根、接尾辞のそれぞれの意味が定着し、応用力が増した(ような気がする)。
本の中は、一見地味だが、かえって色を使っていなかったり、表などで整理していないことが成功している。
メインパーソナリティーの雑賀孫市役の大原さやかさんと鶴姫役の小清水亜美さんの織りなす楽しいラジオ番組を二枚組のディスクに収められており、ディスク1のオーディオCDとディスク2のmp3データファイルに別れていて、ディスク1は石田三成役の関智一さんをゲストに迎えての楽しいトーク、ディスク2は一回約33分の第七回から第十二回までが収録されていて、かわら版や開運BASARAの杜、決戦孫市様VS鶴姫の天下統一バトルとボーナストラックの蔵出しトーク集、スペシャルメッセージなど、お二人のかわいいトークで結構楽しめました。
マドンナ役の大原麗子さんは、お嬢さん役がよく似合います。 寅屋に就職するバツイチ女性なのですが、どこか下町の人とチグハグな雰囲気。 しかし、清楚で女性らしい人柄で、気になる存在。 寅さんもその魅力に、いつものようにフラフラと思いを募らせていく姿が滑稽で哀しいものがあるのですが、持ち前の明るさで跳ね飛ばしていきます。 泉ピン子さんも登場し、華やぐ寅屋一家。
今、脚光を浴びている天璋院篤姫と違って、本書は最新刊ながら地味である。日本評伝選の一冊に過ぎないが、注目してほしい力作である。著者は現在傘寿直前の文学博士である。 「孝貞の道」を全うした皇女「和宮」は周知のことではあろうが、ディテールをどうまとめ書きするかが問題である。創作ではなく評伝(伝記)の分野での実証的記述である。 後世まで潔名を残し度候(『静寛院宮御側日記』)
生まれてきたからには、後世に清き名を残すことこそが、女の分であると和宮は考えた。歴史に翻弄されつつも、貞節の道を全うしたのである。戊辰戦争の際には、篤姫とともに徳川家存続のために奔走、江戸無血開城に尽力した。芯の強い女性であった。 公武合体策をもって幕府権力の回復を願う大老側、朝廷の安泰を図ろうとする公家側、ともに皇女の降嫁を願った。和宮は「天下太平」のため、天皇の心情を理解し、徳川家茂に降嫁を承諾した。習慣の違いなどで一時は大奥で孤立したものの、忍耐力と信念でその軋轢を乗り越えていった。 徳川幕府の崩壊の中に身を置き、「朝敵」の汚名を蒙るその中で、徳川宗家の存続という重責を果たした和宮。古い人とかたづけてしまうには、凛として「白菊」のようだ。
作品内の楽曲、脚本家やキャストが悪ノリしたとしか思えない抱腹絶倒のドラマCDの全てが揃う逸品、保存ケースのイラストも羽音たらく氏の書き下ろしが美麗でコレクターズアイテムとしての価値も高いかと、ただしドラマCDの各話コメントが載っていないのとCDが重なっていて取出しづらい点が残念なので☆4つで。それでも総集編DVDの初回限定ドラマCDもしっかり収録されてますし、ゲームミュージックでも評価の高い音楽集団I’veの楽曲は秀逸です。
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