☆おとぎの国ファンタージェンは目に見えない悪夢【無】によって、滅亡の危機に直面していた。何千何万年も子供の姿のままで生きてきた女王・幼こごろの君(タミー・ストロナッハ)もまた、この原因不明の重い病気におかされている。その女王の命を受け、救国の英雄を探しに愛馬と旅立った草人族の少年アトレイユ(ノアー・ハサウェイ)。彼はいっさいの武器を持たず、次々に危機をくぐり抜けて、果てしない冒険を続けていく。この不思議な『ネバーエンディング・ストーリー』を読み終えた時、空想と本が大好きな、いじめられっ子のひ弱な少年バスチアン(バレット・オリヴァー)は、夢と勇気を振り絞って必死に生きていく大切さを学んだのだった。という、ファンタジー映画の大名作で、原作は、すでにこの世を去ったミヒャエル・エンデによる『モモ』と並んで世界的ベストセラーとなっている。それを『Uボート』や『ザ・シークレット・サービス』、『パーフェクト・ストーム』等の巨匠ウォルフガング・ペーターゼン監督が、何種類ものSFX技術を組み合わせて見事なスペクタクルに映像化した。長い胴体をくねらせて金色に輝く竜のファルコンや、心やさしい巨岩の化身ロックバイター、皮肉屋の老沼亀モーラ、残忍凶暴な黒い狼のグモルクなどなど、キャラクターのデザインおよび、特殊メークがメカニックでありながら、ユーモラスでクラシックなよさを醸し出す工夫をしているところも楽しい趣向。そして、女の子?みたいな美少年ノアー・ハサウェイ君も、今は昔…の懐かしさがしみじみと込み上げてきます。オマケにリマールの主題歌も感動的で素晴らしい!。ともかく本作が初BD化された事は本当に嬉しいデスね!☆。
こんな本があるなんて!!これほど夢中になった本は初めてです。これほど何度も読み返した本も初めて。何度読んでも初めて出会ったような気がするのです。読んだ数だけ物語があるよう。物語の世界があまりにも豊かなのです。物語と言うより一つの世界のようです。しかも装丁、挿し絵も美しく完璧なのです。完全な本、完全な物語と言える気がします。物語の中の物語。 子供ができたらに読んであげたいです。感受性豊かな彼らはすぐに夢中になるでしょうから。 思春期の青年達に読んでほしいです。生きるヒントと世界の秘密を垣間見るでしょうから。 大人達にも読んでほしいです。心の迷いと瞳の曇りが晴れていくでしょうから。 小さな子供から大きな大人まで、誰にでもおすすめです。読む人の数だけ物語があるのですから。
ペットロスで辛く苦しい毎日を送っていましたが、その心の痛みを和らげるには十分な内容の本でした。ペットを失った人だけでなく、まだペット達が元気な飼い主さんにも是非とも読んで頂きたいです。ただ、魂や霊、生まれ変りの話が中心ですので、そういった世界を絶対に信じられない完全否定派の人は、ただ疑うばかりになるかもしれません。でも「そういう世界もあるのだ、100%絶対無いと否定も出来ないかもしれない」と言う事は認めて頂けるのでは・・と思います。
ペットだけでなく、人間の話もたくさん出てきますので、前世や来世、死について、など深く考えさせられます。この本を読んで、自分と動物とのつながり、家族とのつながり、など今一度見直したいと思いました。ペットロスで苦しまれている方はもちろん、スピリチュアルな世界に興味のある方にも大変お勧めです。
E-Girlのカバーで懐かしくなり、購入しました。小説自体が好きだったので、とても気に入っています。
バスチアンは母親の死から立ち直れない気の弱い少年。ある日、いつものようにいじめっ子達に追いかけられていたバスチアンは、本屋に逃げ込んだ。本屋の主人が手にしていたのは『はてしない物語』。本が大好きなバスチアンは思わず主人の隙を見て、その本を持ち出してしまう。学校の倉庫に隠れたバスチアンは、その本を開く。そこには、壮大なストーリーが広がっていたのだった。 人間の夢や希望で出来た世界によって出来た世界、ファンタージェンは、今や崩壊の危機にさらされており、女王である「幼ごころの君」は重い病気にかかっていた。そこへ勇者として呼ばれたのは、少年アトレーユ。夢を食い尽くす「虚無」と戦うために、アトレーユは旅立つ。・・・ 言わずとしれたミヒャエル・エンデの名作。大分省略していますが、きっちりとまとまっています。幸運の龍ファルコンや、岩男のロック・バイター、巨大亀モーラなど、原作に結構忠実に再現されていて、とてもいいと思いました。それにアトレーユ役のノア・ハザウェイは中性的で凛々しく、バスチアン役のバレット・オリバーは、ちょっと甘えん坊な感じの可愛い男の子です。そして、「幼ごころの君」のタミー・ストロナッハは、天使が舞い降りて来て出演しちゃったんじゃないか、と思わせるほどの愛らしさです。それにリマールの主題歌も合わせて、本当に大好きな映画です。
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