まず、グラフィックがとてつもなく美しい。本当にPS2の映像なのか、 と目を疑うほどの映像美。ゲームなのに何故かTHXなのも良い(笑。 ゲームは三国無双+デビルメイクライ、と思ってくれて概ね差し支え ないと思う。予想に反してゲーム性は非常に高かった。ガードの使い 方を憶えればかなり戦略的かつスタイリッシュに戦えるようになる。 イージーモードならゴリ押しでどうにか進めるバランスもいいし、 上級者はコンボで発動するPerfect Modeを利用したスコア(経験値) アタックが非常にアツイ。くり返し遊べる、実に懐が広いゲームだ。 惜しいのは、キャラクタは多いのに使える技がほとんど共通なので キャラごとのゲーム性の変化に乏しいこと。説明書、ゲーム中を 通して説明不足(シナリオはさておき、ステージのクリア条件等) な点が多いこと。終盤、ちょっと作りが雑になってくること。 しかし、この映像と音は歴史的と言ってもよい。ゲーム機の表現力を 見くびっていた、と素直に思ってしまった。
とにかく見たかったシーンがちゃんとある。エルフの綯った縄の威力(きつく結ばれてびくともしないが役割を終えるとするする解ける)、エントの水を飲んだホビットの伸長、ホビット庄長窪印のパイプ草の発見、ロードショー本編が若干説教くさくなったいたのを補う中つ国の不思議魅力満載。エオウィンがアラゴルンの歳を聞いて驚くスープのシーンには舌を巻いた。シルマリリオンの時代に遡る中つ国の歴史的背景を実感させる貴重なシーンだ。 ファラミアとデネソールの確執のシーンでは、父の愛を切望するあまり兄ボロミアのなし遂げられなかったことに挑むファラミアの気持ちに感情移入しやすくなる。高潔なファラミアの人間的なコンプレックスにフォーカスしたことには賛否両論あるが、指輪の力の前では醜い面を曝してしまうことを強調するのによかった。 ディレクターズカットに散々な評判が多いが、これこそ完全版。「旅の仲間」のExtended Editionに引き続きマイプレシャスになった。 今回もまた、キャストの解説がいい。「ちっ。このシーン撮り直してぇ。」「ここ好きなシーン!」とか聞いているだけで楽しい。特にミランダはエオウィンなりきり。ピーターに乗馬を止められたことを恨みがましく語っている。ハードな撮影の裏話もさりげなく公開される。ワーグのシーンではヴィゴの両足のつま先を骨折しながら走り回っていたとか。オーランドも肋骨を折っていたとか。 キャストの解説では、「登場人物の善も悪も一人の人間の中にある」というショーン・アスティンの言葉に納得。そして、愛する人の死後も一人で生きていくアルウェンの寂しさを思いやるイライジャは、なんていい奴なんだろう。全体が素晴らしいチームだったことを実感させられる。
劇場版「王の帰還」本編は他に多く語られているので省略。 個人的な感想としては、何度も泣きそうになりました。 エンディングが長いとの意見もありますが、あれを切ってしまっていたらこれほど心動かされる事は無かったと思います。 特典ディスクの内容をおおまかに説明しますと ・TV番組のインタビュー等 1作目からも2作目からの映像も多い クリストファー・リーもインタビューに答えています ・劇場版には無かったシーン(SEEに収録されるか不明) 1.レゴラスとギムリ、乾杯シーン 2.メリーがセオデンに忠誠を誓うシーン 3.エオウィンを抱いて泣くエオメル 4.搭病院でエオウィンを看護(?)する王 5.鍋を捨てるサム ・また、スタッフ・俳優さんの素顔が垣間見られます 最後の撮りで抱き合う監督や俳優さんたち ヴィゴのヘッドバッド健在 ヴィゴとエオメルの乾杯 ピータージャクソンの昔の映像
さすがはピーター・ジャクソン監督。 DVD製作にも念を入れてるからか、BOX出るの早いですねー。 でもコレクターエディションの3本セットでこの値段じゃ売れない 気がするのは私だけ? 1作目と2作目のコレクターズだったら既に格安で入手できるし、 敢えてBOXが欲しい!!という人は絶対エクステンデット版を待って いると思います。 作品自体には五つ星以上の評価をつけたいとこですけど、 このBOXはイマイチかもなー。 どうしてももったいない感があり、残念です。
2003年8月から2004年8月の13ヵ月分のスケジュール帳です。海外ものなので、日本の祝祭日等ははいっていません。 学生(子供?)向けなので時間割表を書くページや、間違いやすい単語の一覧などがあったりします。 このレビューを書いた時点で商品写真に使用されているのは登場人物が沢山入っているものですが、実際はフロド1人が中心のポスターのものでした。 サイズはB5変型ぐらいで、劇場公開版や予告等で使われていた映像の中からの写真が39枚使われています。第1部から引き続き登場するキャラクターに加え、第2部から登場のセオデン、エオメル、エオウィン、ファラミア、グリマ、ゴラムの写真もありました。 全体的に写真に古い油絵のようなひび割れの加工が施されているので、なかなか雰囲!気があります。 スケジュールを書き込む部分は1週間分が1ページで、地には中つ国の地図が使われています。簡単な日記にも使える感じです。
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