美しい映像と音楽の効果が、戦争の悲惨さを際立たせる作品です。
現代から過去へ→健太、過去から現代へ→吾一(森山未來2役)の、異世界で戸惑う二人の姿は当初コミカルでおかしかったですが、段々とシリアスな展開になっていき、終盤は神妙な気持ちで観ました。何気ない日常→おそらく戦死、の運命となった健太、おそらく戦死、の運命だった→平和な現代で生きる事になった吾一。吾一が現代の日本の姿を憂いていましたが、耳が痛いです。 健太のパニクる姿に「『シャレにならない』状況に置かれているオレ」の気持ちがすごく伝わってきました。しかし、「これ、元の世界に戻れなかったらどうなるの?話が収集つかなくなるんじゃ…」と心配になりました。私は放送されたドラマしか観てないのですが、ラストはどっちともとれる感じでした…私はどっちかわからなかったけど。森山未來さんは、時代の違う二人の青年の佇まいを、それぞれ自然に感じさせていて良かったです。個人的には健太のハジケ具合が好きです。
主人公がポジティブ?なのは無知だからじゃないかなぁ…と思います。
今時の若者という感じでしょうか。
設定が2001年なので既に懐かしいという感覚すらします。
オチが ちょっと不満です。
職業軍人であっても、心底から嬉々として戦争を受け入れるような人間はいないでしょう。 動植物レベルであっても「生存競争」を普通にやっていますが、その本能的な部分を理性で押さえられるのが人間です。 戦争は、何があっても引き起こすべきではありませんが、万が一巻き込まれた時は、絶対に負けてはならないとも思います。
世界広しと言えども、国のために戦い殉じた人達を蔑ろにし、無碍に扱うのは日本くらいなものでしょう。さらには日本を嫌う国々に、日本の戦争責任の断罪を任せたがる人達が多いようにも思います。
そろそろ、きちんと「日本人による、日本人のための、日本の戦争総括」をする必要がありませんか?反日勢力や思考停止系反戦サヨクの跋扈はもうたくさんです。日本古来の考え方や行動規範を省みても良い時代でしょう。 日本の未来に一縷の望みを託して散華した方々の想いに応える責任が、現代の日本人にはあると思います。
ハト派系の人達にも考慮したきらいがある本作品ですが、愛する人達のため、その人達が生まれ育った郷土や国のためにいかに戦い散っていったかを考えるには、素晴らしい作品だと思います。
また、この作品を否定する人達も多いですが、そういう方々に多く見られる傾向は、中国や韓国などの反日国家へのシンパシーですよね。生粋の日本人なら、何かを感じずにはいられない作品でしょう。
現代のフリーター尾島健太と昭和19年の軍国青年石庭吾一が入れ替わってしまい、お互いが元に戻る方法を模索しつつ、その入れ替わった世代で必死に生きていくというストーリー。健太の行った先で会う人々の偶然には、やや拍子抜けする感は否めないが、戦時中の若者の愛国心には感心させられるものがあった。自らの命を顧みず特攻隊に志願し死んでゆく若者たち・・・。是非、戦争を知らない現代の若者たちにおススメしたい作品です。
最後に海から出てきたゴマ粒みたいな頭は、健太なのか吾一なのか気になるところです。
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