既に他の人が書いてるけど、本当に「祈り」の世界。 私は最終日に実際に行ったのだけど、今でも昨日のことのように思い出す。あれは普通の音楽による興奮なんてものじゃない。むしろ、黒人教会などで見られる宗教的な恍惚感とか法悦感に近いものだった。 ライヴの予定時間を大幅に超過したために、武道館側が怒り、最後には「もうやめろ」と言わんばかりに客席の照明をつけるというハプニングもあった。それでも小沢は無視して、そのまま歌い続け、踊り続けた。客ももちろん一緒に。というか、演奏者と客との区別なんかとっくに消えてなくなってた。 ライヴのあと、道端でたくさんの女の子たちが貧血を起こして、しゃがみこんでいたのを思い出す。それくらい人間の体力を完全に無視したライヴだった。 その凄みはこのヴィデオからでも、少なくとも部分的には伝わってくると思う。
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「『エヴァーグリーン』なアルバム」という賛辞があるとする。 この場合の「エヴァーグリーン」という言葉が指す意味としては、「いつ聞いても変わらず瑞々しい」や「色あせない」などになると思う。
小沢健二のこの「LIFE」もそういった「エヴァーグリーン」な魅力を持った作品であると思うが、前述のような意味とは若干趣が異なるのではないかと思う。
例えば10代の多感な時期にこのアルバムを聴いたとする。 アルバムに登場する、今にも曲の中から飛び出さんとするようなハキハキとした主人公たちに一瞬で魅せられて、恋をすること、人に出会うこと、日々を生きることの素晴らしさを存分に感じることだろう。 それは「ラブリー」や「ドアをノックするのは誰だ?」などに象徴される。
ところが、20代、30代と年齢を重ねるに連れ、それぞれの曲の聴こえ方、強いてはアルバムの色合いが変わって見えてくる。
アルバムの登場人物たちはそういった胸躍る恋の予感を感じながらも、いつかは必ず訪れる「別れの季節」を常に意識しながら生活しているのだ。 だから曲の中で繰り返し繰り返し「続いていく」ことを確認せずにはいられない。 ついに訪れたこの最高の一瞬は、すぐに時間の流れに消え入ってしまうと、どうしようもなく分かっていながら。 「I’m ready for the blue(ブルーの用意は出来ている)」とあるのは、そのせいだ。ふとした時に気づいてしまう、逃れようのない現実。 ここにこのアルバムのもう一つの大いなる魅力がある。
そして、「愛し愛されて」生きている登場人物は、やがて「旅に出る理由」を抱えて、皆それぞれの道を歩んでいくことになる。 この後、小沢健二がさらに昇華させることになる「出会いと別れ」「続いていくことと終わること」「刹那と永遠」がアルバム中にちりばめられている。 これほど素敵な、そして切ないアルバムは他にはない。断言する。
それにしても、これほど多面的な輝きを持った作品を「LIFE」と名づける小沢健二の感性の豊かさは何て素晴らしいのだろう。
自伝よりも、周囲の人間を次々にインタビューした 証言集のような伝記の方が面白いことが多い。 例えばカポーティだったり、ユングだったり、 河合隼雄だったり、ジャズメンの逸話を集めた本だったり そのような逸話の中に真実があったりする。
この本の面白いところは 小沢健二の自伝の中に出てくる人が 自伝を読んでどう思ったか、 その感想・言い分が書かれているところである。
なので両者の意見の食い違いが多々あって、 こういうことって自分にもあるなあ、と 反省したり、勉強になったりする。
元ネタを公開するコーナーは非常に面白かった。
「犬」からの曲を中心としたライブ。まだはじけきらない少し恥ずかしそうな小沢君のアンニュイ(?)な表情が魅力的。一生懸命ギターを弾く彼、言葉を一つ一つ大切に歌う彼に音楽に対する誠実さをうかがわせる。今見ると、方向性がはっきりと見えていなくてその中で模索し、前に進もうとしている青年の姿なのだろうなと思えるし、そんな姿にある種感動すら覚える。青年期から大人に向かおうと頼りなげななのに思いっきり突っ張っていて、この後の饒舌な彼の姿は一体どこにあったのかと思わせる程言葉少なにギターをかき鳴らす。恥ずかしげにファンに言う「ありがとう」って一言。きっとものすごく嬉しかったんだろうな。ちょっとひたってしまった・・・。 特に必見(必聴)は「今夜はブギ-バック」。この二組の夢のコラボはもう二度と見られないんじゃないかって思う。すっごくかっこよくて、エロくって、とにかく素敵。アルバムには入ってない歌詞がプラスされていて、これは「ラブリー」のカップリング収録されてるんだけどね。「ラブリー」や「東京恋愛専科」も歌っているんだけど、「LIFE」の頃とはノリが違う(あまりはじけてない)、音楽って皆に育てられて強くなるって本当なんだね、小沢君。
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