元々、at the drive-inの大ファンだったのでこのアルバムの期待はハンパじゃないものでした。また、この期待を裏切る事は絶対無いとも思ってました。で、実際聴いてみたら・・・もう、「ドッヒャ~、なんじゃこりゃ~」って感じでした。EPも予め聴いていたのでこんな感じで来るだろう!的な予想は付いていたのですが、はっきり言って予想を遥かに超えていました。こんな音楽聴いた事ないです。”これがロックが未来だ!”と、ある音楽雑誌に書いてありましたが、この音を作れるミュージシャンは他にいるのでしょうか?とにかく聴いてみてください。個人的にはベースがレッチリのフリーなのが尚嬉しかったです。
某レビューにて、シェラックのライブ映像を全編収録!というのを真に受けて購入しました。 しかし、収録されているのはCROWとSPOKEの2曲のみ。
EXTRAコンテンツの全編収録というのは、ライブが丸ごとではなく曲単位です。 パッケージを見て、EXTRAコンテンツに自分が好きなアーティストの名前がある&ATPの何たるかを見てみたいという人にはオススメ。 フジロックが好きな人は見てみると面白いかも。
ここからは個人的な意見ですが、SHELLACの2曲だけでも最高… 100%あり得無いけど、SHELLACとSLINTは単独完全版をDVDで見たいです。
内容は良いが、宣伝文句が誤解を招く書き方だったのが少し… ですがそれを差し引いても、貴重な映像満載の作品です。
今までのマーズヴォルタとは明らかに違うのにマーズヴォルタとしか言いようが無いサウンドです。1stアルバムや『ゴリアテ』にあったようなアグレッシヴな要素は少なくセドリックが情感たっぷりに歌い上げるメロディアスな曲が半分以上を占めます。そういった曲なら過去にもありましたが、以前の場合彼らの音楽的ルーツを曲を聴いた時に感じさせるものが多かった気がします。今回はそれとは違い、ルーツ云々というよりメロディ自体がポップになった印象です。でも聴くと、「あ、マーズヴォルタだな」っていうかんじです。
オマーのギターは今回、音がいままで程あまり前面に出ていなくて、最近はシンプルな方向性を示しているし良くも悪くも弾きまくってた頃に比べより曲に効果的で印象深い音を聴かせてくれます。
構成はシンプルだけど演奏は相変わらず凝ってます。ドラムのディーントニは2006年『アンピュテクチャー』のツアーでセオドアが脱退した時にしばらく務めたり、現在はオマー・ロドリゲス・ロペスグループでも叩いてるドラマーです。あとメンバー関連で言うと初期からいたキーボードのアイキー・オーウェンズがいなくなってて、ジョン・フルシアンテも今回は参加していない模様。
このアルバムでマーズヴォルタの活動は一旦休止するらしいですが、オマーのソロでの活動っぷりを考えると(雰囲気は違えど演奏メンバーがマーズヴォルタだし)別に悲観しなくてもいいかなと思いつつ、またマーズヴォルタとして帰ってきて新曲を聴かせてほしいな。
Mars Voltaの中では一番好きです。 これから聴く事をオススメする。
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