ブラックが隠れブラックなままだったら、こんなに面白い作品にはならなかった。
性格や挙動に、何かと問題があるキャラクターたちばかりが出てきます。 なのに好感が持てるのはなぜか? そんな欠点を互いに知りつつも、一緒に剣道やろうよ、という前向きな思考で信頼関係を育んでいるからです。部活が同じじゃなかったら、彼女らは友達にすらなっていなかったでしょうね。
あとOP・ED曲が良いです。
いよいよ準決勝も大詰めになってきました。
ここで各々の課題となってくるのは 「いかに相手の能力の裏をかいて和了するか―」ということ。 この巻ではそのあたりが深く掘り下げて描かれており、密度の濃い内容となっております。 卓に着いた4人全員の内面や事情、葛藤が描かれる事で、従来の麻雀漫画にありがちな主人公と対戦相手の2人だけの世界になっていない点も高評価。 第一巻はほとんど麻雀をやっていませんでしたが、ようやく本格麻雀漫画としても楽しめる作品に仕上がってきました。
次が最終巻らしいですが、このままのテンションで一気に描ききって欲しいと思います。
基本的にはBAMBOO BLADEをすでに知っている人向けです。 細かいキャラ設定に関する描写は少なく、いきなりこの小説を読んでも良く分からない部分が 出てくる恐れが有ります。何より、本作の面白さが伝わらなかったら勿体無さ過ぎる! 知らずに興味を持って手に取ろうとしている方には、まずはマンガかアニメをお勧めしたいです。
内容としては変にオカルトファンタジーではなく、多少ご都合主義的流れは有るとしても、 現実的に話を纏めた点は良かったと思えました。どちらかと言えば日常的な話が主体の作品なので、 タイトル読んで、「外伝的にとはいえ、非日常や超常現象的な結末はやだな〜」 と思ったりしたものですから。
文体も丁寧なので普段は小説とか読まない人でも、それほど抵抗無く読めるのではないかと。 言葉や思考もキャラクターに合ってそうと思えますし、五十嵐さんのイラストも効いてます。 マンガ派アニメ派(派閥有るのか知りませんが)問わずに無難に受け入れられるかと。 ただ悪くはないのですが、分かりやすい平易な文章表現なので、サラッと読んで終わり、 という印象が自分としては食い足りない感じがしました。
なお、著者の“町田双路”とは、霧海正悟さんと大濱真対さんの合同ペンネームとの事です。 私はお二人の著作を読んだ事が無いので分かりませんが、補足情報として。 その事で話中に違和感を感じるような事は有りませんでしたので、ご安心を。
ちなみに主役はミヤミヤです。活躍、というか、主役です。そのチョイスは悪くない。 タマちゃんの可愛さも合ってると思う。ただし!言っておくが、タマちゃんはもっと強いぜ! で、星一つ減らした次第です<バカ
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