アニメ『荒川アンダー ザ ブリッジ』の1期、2期の曲を集めたサントラです。 BGM33曲 1期と2期のTV版OPとEDが4曲 マリアさんと高井の曲が各1曲 の合わせて39曲です。 タイトルの「AUB39」は荒川アンダーザブリッジの音楽が39曲の意味です。 サンキューの意味もあるかも。
特徴としては、一部の曲が結構使われていたので、印象に残る曲が結構あります。 私が印象に残った曲は 「野菜畑でこんにちは」「命名『リクルート』」「スモウすっか?」「豚」「荒川一発芸大会」「シスターの教え」「懺悔室」「謎が謎呼ぶ荒川河川敷」「借りを作れない男」です。 1番印象に残ったのは次回予告でも使われた「借りを作れない男」です。
歌もTV版のOP、EDが4曲入っているのは大きいですね。 更にマリアさんと高井の曲も入っています。
特に高井の曲『行様☆Go!Summer!!〜いや、行くのは金星だから〜』は凄い曲です。 聴いていて腹筋が痛くなりました(笑)。 高井役のチョーさんだからできる、チョーさんでしかできない表現力を存分にお楽しみください。 もうすぐ2011年という時に、もの凄い曲が世に出てしまいました(笑)。
初期のスネオを思わせるアウトロが好きです。 4曲目の「さらり」は埋もれさせれしまうには惜しいくらいの名曲です。 初回版に付属のDVDのPVも面白いです。
東京都の荒川区と足立区は隅田川で仕切られていますが、その両岸を結ぶ橋の一つが尾竹橋です。夏くらいになると酔っ払いがこの尾竹橋のトラスのてっぺんに上がって警察沙汰になります。
尾竹橋の足立区側には変わったラーメン屋がありました。外から見ると汚いラーメン屋なのですが、表に出してある黒板にはメニューが書いてあって「ビーフシチュー2500円」とあります。そこには一流ホテルのレストランでコックとして長年の経験のあるオーナーシェフと、オーナーシェフとけんかばかりしている、たぶん妹さんと思しき女性と、猫1匹がいます。シェフはラーメンを茹でチャーハンを作りますが、予約をすればフレンチのコースを出してくれます。初めて入ったときはチャーハンを食べましたが、2度目は妻と入ってコースにしました。 材料やら鍋やら、あるいは生活用品やら、ろくに清掃もされない店内に乱雑においてあります。汚いラーメン屋の店内に場違いな白いランチョンマット(テーブルクロスではなかったような気がします)、銀器に金線が取り巻く食器、どういうわけだか無愛想なウエイトレスもこなす汚い前掛けの妹。そしてもくもくとたった一人ですべての料理を作っていくオーナーシェフ。サラダのドレッシングは大変味わいの凝ったものでしたが、廃ペットボトル(たぶんお茶とかの)に適当にいれてあります。猫を触った手で、妹は私たちにお給仕してくれます。まるで「千と千尋の神隠し」のような異次元空間に、生きて帰れるのか?と軽く恐怖感に襲われました。 が、オーナーシェフの体調不良のためにこのお店は閉店し、5年ほど経っているでしょうか。まもなくその地区は再開発となるでしょう。
荒川区側の対岸には、橋から600mくらいいったところにその地区では有名な飲み屋があります。ここは40年前から時間が止まってしまったようなところです。「うちのメインはおにぎり」だからとマスターはいいます。鯨肉を竜田揚げにしたものや、鯨ベーコンといったあまり口に届かなくなったものや、季節ごとにいろいろなつまみがあります。マスターも自主的に呑んでいて大体いつも酔っ払っています。美人には弱いらしく大変な美人を連れて行くとタダになるという伝説があるほどです。お勘定は適当(じゃないことを祈っておりますが)大体1000円単位のまるめ価格で「ちょうど3000円」とか言われたり、なんか安かったり高かったりでよくわかりません。お客の8割くらいは甲類焼酎をなんかのお茶で割ったものを注文しますが、マスターが酔ってくるとお茶を焼酎で割ったような濃い飲み物をつくってくるので呑むのに苦労したりします。マスターもいい年なのですが、疲れてしまうとよく寝ています。お客がいても寝ます。
そんなことを思い出させてくれる本作品はもちろんフィクションなのですが、上記はすべて事実です。
私的にはこの作り方はあまり好きではないですね。話は面白いし声優さんも豪華だし違和感もないのですが… なんというか漫画に色をつけただけのような感じ。ころころ構図変わりすぎて忙しくて見てて疲れる。背景のみやアップが多い。話も原作同様短く区切って数話分一緒にして1話構成になってる。など私的にどうなの?と思うところを上げればキリがないのですが、あんなに原作同様に細かく区切る必要あったんだろうかと言うのが一番言いたいわけでして。もうちょっとアニメという媒体を活かせなかったのかな。 所々凄く動きが綺麗な分残念です。 と偉そうなこと書いてますが原作は好きですよ。
「荒川アンダー ザ ブリッジ」は、「聖☆おにいさん」でおなじみの中村光さんの作品ですでに7巻くらいまで出ています。 「聖☆おにいさん」ではまったので、他の中村光作品を読んでみようと買って来たわけです。 設定は、一大コンツェルンの次期総帥である市ノ宮行と、荒川の河川敷に住む自称・金星人のホームレス少女、ニノとのラブコメディ。人からは借りを作らず、作ってそれを返せないと喘息におちいってしまうという体質の主人公が、川で溺れかかって少女に助けられたところ、彼女の要求が「恋をさせてくれ」というもので、なりゆきでそのまま河川敷に住むことになった主人公の話なんですが、、、自称・金星人という設定からしてかなり電波系の女の子が主人公だし、この荒川の橋のたもとには、自称・河童(キグルミばればれ)や、自称・星の人や、シスターとは名ばかりの傭兵みたいな人も住んでいたりと、どちらかというとラブコメディというよりは不条理ギャグな漫画でした。 作風としては、どうしても「聖☆おにいさん」に繋がらず、むしろ先日まで週間少年ジャンプに連載していた(打ち切られちゃいました)「ぼくのわたしの勇者学」に近いような感じでした。 ので、個人的にはどうにも微妙。ところどころ爆笑もくるんだけれど、先入観ありすぎたかな。 次巻以降は買うかどうかかなり悩むところで、たぶんずいぶんとあとまわしになりそうな気配です。「聖☆おにいさん」はめっちゃ面白かっただけに、ギャップがすごいんですが、どちらかといえばこちらの方が前から連載しているし、こちらで注目されて別雑誌のほうで連載のはず、なんだけれど、笑いのツボがどうも違うようです。同じ作者さんだけに不思議です。どちらもキャラがたちすぎるほどの主人公だし、川にそったところに住んでいるゆるゆるな主人公達が活躍の話なんだけれどねぇ、本当に不思議。
|