作者本人の指摘で贋作が2点紛れ込んでいることが判明し、回収・絶版になる可能性ありです。
問題の2点以外は素晴らしい作品集ですので、贋作が我慢できるなら損した感は無いと思います。
けど修正された改定版が出るかもしれないし、まだ買ってない方は迷い所ですね・・・
うまく表現できないが音楽を聞いているような感じ。
読後に心に何か、うまく言葉が見つからないが
何かが静かに、でも重く響いている。
(多分冷たくは無く、それでいてせつないようなもの…?)
大なり小なり痛い過去を抱えてもそれでも時は進んで、
今思えばあれはあれで良かったかな と思えてくるような
そんな印象でした。
人物が入れ替わり立ち代り+時の経過があるので
この人はさっきの人?新たに登場する人?と
そこがちょっと分かりにくかったです
書店で目についた一冊。原作者の作品が好きで、とくに「ぼくは落ち着きがない」のファンである身としては、 どのように漫画化されているのか、期待半分、不安半分といったところでした 結果として読んで良かったです。帯文にもありましたが漫画化や映画化には作品への「愛」が必要なのでしょう みなさん作品をなぞるだけでなく、とても個性がありました(個人的には「十時間」が好きです)
長嶋さんによる「原作紹介」もエッセイを読むようで良かったです 他の好きな作家の方も同様の企画があるといいと思いました
いろいろ入ってお得感もある、よしもと氏のベスト版。 よしもとよしともの漫画には、いい意味で起伏がない。 無理矢理感動を呼び起こすなんてことは、ないのだ。 ただ静かに、滲み出てくる。「青い車」を読んだことがある方なら 如実に分かるだろう。 これは「読みとる」漫画ではなく「感じる」漫画なのだ。
感動でも哀しいのでもなく、読み終わってすぐ私の中の淀みを押し出すように、重たい涙が沢山でた。それはとても個人的な。こぼれ落ちるまでに時間のかかった始めのひと粒以降は、気持ちのよい規則的なものだった。それが30分前のこと。 今は気持ちの中に何も残っていない。それでいて涼やかで軽い心なのに驚く。強く心に残るものでも、傷つけるものでもなく、誰かにほんの少しの変化を加えてただ通り過ぎてゆくだけのもの。私自信もそんな風になりたいといつも思っている。 今の私がこの本を読めたのは、素敵な出来事でした。
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