アニメ化が難しいと言われた「じゃりン子チエ」を、後に宮崎駿とならぶ巨匠となった高畑勲が見事に映画にした記念碑的作品です。
このアニメには、1980年代初頭の大阪・ジャンジャン横町が完璧に描かれています。木造の商店街、通天閣、大阪環状線・・・。今では姿を消してしまったものがたくさんあります。
そして、吉本興業のオールスターが声優として登場!鬼籍に入った芦屋雁之介や、近年再評価されている横山やすしの声が聞けます。見事な大阪弁の世界を表現しました。
もう、今では同じアニメを作ることはできません。
なつかしさでいっぱいになります。
前に高畑監督だったか作画の大塚さんだったかおっしゃってたんですが、登場人物が立て並びになって歩いている所を横から見せているシーンがあるんですが、そのときに一人一人の歩幅や歩く早さを変えてると。 そういうところにもキャラクターそれぞれの個性が生きているし、そういうことでこんなに漫画漫画している絵なのに真実味があり、何度もの鑑賞、また何年も経った現在の鑑賞にも堪えうるんだと思います。 とにかく大好きな作品です。大阪で何度も何度も放映されているというのは伊達ではないですよね。みんなに見てもらいたい作品です。
おまけCDは未収録曲はあれど、これまでのCDでは入ってた曲が漏れていたりする不完全版
ステレオ化とは言えど、とりあえずパートごと左右に振りましたと言う感じの足跡さ
ブックレットも無い
とは言えこれまで出ていたDVDと比べれば各段に安い価格
はるきセンセの書き下ろしイラストのBOXであることを考えれば十分妥協できるレベルかもしれません
(贅沢を言うなら、初期の絵柄で描いて欲しかったのではありますけれど)
しかしこれだけ原作を丁寧に扱い雰囲気を大事にし、ぴったりな声優を集めて
注意深く作ったアニメも珍しいと思います
1983~1991 年放映アニメで構成。 ここではあえてその中のひとつのアニメにしぼって書きますが 22.23「宇宙伝説ユリシーズ31」は貴重な音源。 記憶ではキングより発売された楽曲です。 ボーカルの貴智明氏は 井上俊次ひきいるグループ、レイジー解散後あらたに結成された ネバーランドのボーカルとして 活躍していた高音の独特の音質の声が特徴のボーカルでした。 他にも貴氏(ネバーランド)は アニメ(現、テレ東) サイコアーマーゴーバリアン主題歌「孤独の旅路」 副主題歌「ララバイ」、他挿入歌2曲をネバーランド名義にて 唄っています。(キングレコード発売) ちなみにゴーバリアンは現在廃盤 当時LP2枚発売。ゴーバリアンBGM音楽はアニメ初挑戦の矢野立美。 ここから矢野氏は特撮ですが バイオマン、チェンジマン、ウルトラマンティガ、ダイナなど 秀逸な楽曲を展開していきます。 そういった背景を考えながら聞くとまた とても貴重な音源であると認識させられます。 CDではテレビサイズになっているのが残念ですが(ゆえに星4つ) 他の曲も復刻が難しい音源もあり 入手しておきたいCDです。
|