しかし、人柄といい、容姿といい、CDアルバム1枚で消えてしまうには、惜しいお嬢さんでした。今は、実家の手伝いをしているそうです。一つ違いのお兄さんと、声が全く違い、魅力的な声質。TVからは消えたけれども、いつまでも、僕らの記憶の中に残っていてくれる、そういった意味で、忘れられないアーティストです。TVで言っておられましたが、「私はBOY FRIENDと付き合うと長いんですけれど、兄はすぐ彼女、かえちゃうんですよ」との事。さすが、早稲田に住む生粋の都会っ子、愛ちゃんの発言です。
栄光も凱旋もどちらも好きなので、2枚組で聞けるのはすごく嬉しい。 音楽を聴いてドラマも蘇ってくるし、 曲のタイトルを見てなるほどと思ったり。 逆に、これはどこに使われたのかな?なんて、 DVDBOXを取り出して寝不足気味になってしまいました。 シリーズが好きな人は是非。
私は飛輪海の中でも特にウーズンとアーロンのファンなので、この【飛輪海スペシャル ウーズン&アーロン編】はすっごく楽しめました!
ウーズンは大好きな食べ物を食べているときの幸せそうな顔がなんとも可愛くて、故郷・ブルネイの母校や自身の経営しているジムの紹介、また家族や友人と過ごしているときの楽しそうな顔に笑顔がこぼれました。これを通してブルネイという国のことも少し分かったし、ウーズンの素顔も見れてとても楽しかったです☆
アーロンは初めての名古屋で、いろんな場所に行って名古屋という土地に触れたり、天むすを作るお手伝いをしたり、名物料理を食べたり、お買い物をしたり…日本語も一生懸命話していて、あのあどけない無邪気な笑顔がめっちゃキュートでした★ また、真剣なときの表情も無邪気な笑顔とはギャップがあり、カッコ良かったです! ファンミやピアノ演奏の映像もあり、大満足でした!
特典映像も満載でとても楽しめるので、飛輪海のファンなら絶対買って損は無いです!!
医療関係のミステリーを書く作者による、ある崩壊した病院一家の続編
海堂さんは、チームバチスタで有名になって、マドンナヴェルデなど 色々な医療に関わる作品を作られている方で、特に説明の必要はないかと思います。
この作品は、螺鈿迷宮、終末医療を中心にやってきた、「でんでん虫」が 不審火になり、焼け落ち、その跡地に「でんでん虫」によく似た医療施設が でき、こちらも「でんでん虫」同様焼け落ちます。 この、炎上する物語は、すでに作品として「ケロベロスの肖像」が存在しますが、 その作品のサイドストーリーのような作品になっています。 螺鈿迷宮から数年後、螺鈿迷宮の際には、内部調査のために 「でんでん虫」に潜入した天馬大吉が今回の主人公です。 螺鈿迷宮の際は、薬漬けにされながらも「でんでん虫」(碧翠院桜宮病院)に 縁があるせいか、今回もでんでん虫の跡地に建った「ケロベロス」に 関わりを持ちます。 目新しいのは、優秀な同級生でついでに美人という冷泉深雪ぐらいが、新しい メンバーで、その他は海堂作品のどこかで登場してきた人物ばかりです。
ケロベロスの肖像にあったような、警察の暗躍に焦点を当てたのではなく 螺鈿迷宮での生き残り、双子の姉妹のすみれと小百合のどちらが生き残り どのような復讐劇を繰り広げたのかを中心に展開されます。 特に後半、既に「ケロベロスの肖像」で結果はわかっているのですが、 思いも寄らない展開に引き込まれます。
この作者の作品は、前作を読んでいないと、かなり内容を把握するのが難しい点です。 前作を読んでいると、この正確が真反対なすみれと小百合、そして 死んでいる確率の高いすみれに恋していた天馬と複雑な人間関係の基に 大人の利害関係が渦巻く医療ミステリーになっていることがわかるのですが。 また、これもこの作者の特徴なのですが、完結編といって、完結していないのが もどかしい点です。特に、双子の姉妹の生死については述べていませんし、 最後は、天馬がベッドからいなくなるだけで、前半あれだけ絡んでいた冷泉深雪が あとかたもないのが残念です。
とはいえ、過去の海堂作品みたいに、闇にたたき落とされて、暗い気持ちのまま 読み終わることもなく、少し謎を抱えたままになりますが、展開のおもしろさを 反芻できる良い作品になっているのではないかと思います。 双子の姉妹、そして冷泉深雪とめずらしく女性がおおく登場する海堂作品、 とても良い作品になっていると思います。
白鳥・田口シリーズの「ナイチンゲール〜」に繋がるものである、というのが、佐々木アツシが登場する作品についての共通の認識であろう。 本作がそのような作品であることは間違いない。 しかし設定されている条件は若干SFじみている。 厳密にはミステリとはいえないので大丈夫だと思うが、扱われているテーマは「コールドスリープ」である。 近年、米国アルコー財団で話題になっている「クライオニクス」ではない。 ハインライン「夏への扉」で扱われているものである。 「2001年宇宙の旅」とか石森「リュウの道」をご存知であろうか。 「エイリアン」でもよい いずれもSFである。
ひと昔前なら、「コールドスリープ」はSFの題材であった。 しかし、現在ではまだ一般的ではないが、不可能ではない医療技術のひとつである。 これを導入した場合に生じるであろう患者のアイデンティティの問題や周辺の社会的な諸問題を提示するのが、本作品における著者の目的であろう。
著者はこれまでにも、さまざまな作品で地域医療、終末期医療、産婦人科医療等をテーマにしてきた。 本作ではそのテーマが将来的なものである分、おそらく従来の作品より静謐なものになったのではないかと思う。 書き方によっては、もっとアクションを多用することもできたはずである。 この静かな中に込められた著者の熱い思いを読み取るのが本作の醍醐味であるが、他の海堂作品とは単純に比較しにくいであろう。 テーマが重いのは相変わらずであるが。
海堂作品には、おなじみのキャラクターが登場するという楽しみがあり、本作でもあの天才外科医が登場する。 ただ、具体的な名前は明記されていない。 「ブラックペアン」の、まさにブラックジャックのようなイメージだった彼の登場は、その再登場とさらなる活躍を期待させるものであり、その意味でも本作は重要なポジションを占めるものである。
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