器用な作家である。今まで『リカ』、『交渉人』、『Fake』と読んできたが 一作ごとに異なった題材を取り上げている。しかし、その器用さ故か、 作品をこねくり回してしまい、結果として、落ちに鋭さを欠く傾向があ るのではないだろうか。本作でもその傾向が当てはまる。
敵味方のキャラクターは良く書けているし、スピード感のある展開で、 娯楽作としては充分楽しめる。ただ、かなり強引なストーリー展開や 舞台装置で、脱走劇を書きたかっただけでは無いかという気もする。
一ヶ月というタイムリミットがある中で、数々の障害を乗り越え脱出 を試みる南津和野藩士には感情移入できる。しかし、愚直に穴を 掘る南津和野藩士を応援していた分だけ、読者が望んでいたのは 「意外な結末」では無く「達成感」だったのでは無いだろうか。
遠藤くん目当てで買ったDVDだったんです。
最初の頃は、遠藤くん演じるカジシンがすごい痛くて
ファンなんですけど。イタイイタイ!と思いながら見ていました。
が。
中盤にさしかかり、カジシンはぐっと成長を遂げるのです。
失恋、そして挫折、それでもあきらめずに挑戦することを決めて。
仲間達と一生懸命になって、夢を実現させようとする姿に
気がつけば涙があふれて止まりませんでした。
私的にはとても楽しくて、おもしろくて、そして伝えたいメッセージもすごくよく分かったので、☆を5つにさせていただきました。
オススメです!
銘和乳業課長の川村晶子は、38歳にして24歳の児島くんと結婚を決意。 だが父母には反対され、会社では難題続きの日々
14歳年下の男性との恋はどうなるのか!? が気になって読み進めましたが、いかんせん展開が遅すぎて 同じ内容の繰り返しが多くどんどんじれったく退屈になって行きました。
そして結論が出ないままの終わり方、消化不良が残ります。
きっと続きが出るのでしょうが、単行本としては物足りなかったです。
西島氏目当てで買いましたが、超面白かった!! 正直、西島氏出てなくても大満足です!! あんまり内容をいうと、ネタバレになるのでなんにも言いませんが・・・!!
ストーリーの設定としては面白く、特に後半にかけては盛り上がり、高揚感もありました。(ネタばれなので詳しくはかきませんが。。)ただ、前半の奥田のトークですが、カリスマ、暴言トークのパーソナリティして描かれているにも関わらず、トークが退屈で同じことばかり繰り返しているし、辟易してしまいました。個人リスナーの反応が時々描かれていますが、あの奥田のトークに反応して興奮しているのが、「うそだろ」と違和感があって・・・ 読後感は悪くありませんが、奥田のトークをもっとマシにして欲しかった。 それと全体的に・・ですが、自殺予告に、あんなにラジオ局も警察も真摯に対応するもんなのでしょうか??ちょっと信じられない。
|