昔、4歳から中学3年まで習っていました。 そういう人は結構多いと思います。 が、私を含めて、ほとんどの人がシベリウスを弾いたことがないのでは と思われます。
なんてこった。
ピアノを習わなくなって20数年がたち、その間たまに ピアノの前に座り、弾いてみたものの、思ったように指が 動かない、と言う経験を持つ人も多いと思われます。
私は中学の頃に習った曲を今弾くと、頭はついていくのに 指がついて行かず、かえって余計なストレスを抱えて席を立つ、 ということが去年まで続いていました。
ところが、小さな娘がピアノを習い始めて、自分もちょっとだけ いっしょに毎日弾くようになると、指が動き始めて・・・・
というときにこのシベリウス。
私のような立場の人に、是非お勧めしたいです。
日本全国に、こういう人は、すごく多いのでは ないかと。 全国の40代の、ピアノをもう一回やってみたい お母さん、お父さん!
私は、自分でピアノを弾くことで自分が癒されることを、 この曲集で初めて経験しました。 この音の響きを、とても幸せに感じています。
そして、子供の頃、『やらされてるピアノ』に、自分で してしまっていた自分を、反省するのでした。
ナレーションの音声が入ってないので、音楽に集中できます。そこは評価できます。
でも、少し説明不足かな。
せっかくの音楽も題名が書かれてないので、知らない曲については分からないままなのが残念です。
(名曲アルバムのイメージで買ったので、そこがとても残念でした)
映像の説明も入れてもらえたら、居間にいながら世界旅行に出ているような気分に浸れただろうな〜と思います。
(こちらは、世界の車窓からのイメージを持っていたので、少し期待外れでした)
ドーバー版でこの曲のスコアを見つけるとは!ドーバーさんありがとう。この交響曲は必ずしも成功作とは言えないようですがやっぱりかっこいい曲です。かっこいい曲のスコアは絶対に手元において眺めたい。安くて大きくて見やすい大判のスコアの良いところはポケットスコアのようにすぐ閉じてしまわず、手を離しても開いておけるところです。終楽章などは大音量でCDを聴きながら指揮者気分を味わうのにもってこいですね。
楽譜のレビューってゆうのはありなんでしょうか?と言いつつもコメントすると、2曲入ってこの値段は安い!表紙の絵もイイ感じ。しかし楽器名が要所にしか書いてない。1拍が長~かったり短かったりすので読みにくい。けどポケットスコアよりは断然使い安いでしょう。
オッコ・カムのシベリウスの2番の演奏は、彼がカラヤン指揮者コンクールで優勝した時の記念録音で、
私は当時中学生で、この演奏で初めてこの曲を知り、非常に感動を覚えたものであった。今聞くとその時の感動を思い出す。
演奏は非常にドライブ感の強いバスオスティナートが生き生きとした高揚をもたらす最終楽章など今でも素晴らしいと思う。
カレリア組曲もとてもいい演奏、2楽章など非常によい。全体的に彼の演奏は低音部が雄弁でちょっと一味違う味わいを残す。
カラヤンの演奏は私などが今更言うまでもない名演。実は私はカラヤンの残した数々の交響曲の名演奏の中で、
このアナログ録音時代にグラモフォンに残した一連のシベリウスの演奏をもっとも高く買う。
カラヤンの演奏はどれも第一級だと思うのだが、どこか作りめいた印象をいつも残すところがある。
一連のシベリウス(これ以外に4、6、7番の交響曲)には、透明度の高いベルリンフィルの演奏とともに
純粋に音楽に奉仕しているといった雰囲気がある。バイオリン協奏曲の演奏も同様だが、ここではクリスチャン・フェラス
の演奏にも触れたい。フェラスは再評価されても良い。決してカラヤンに“つぶされて”などいないと思う。
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