1000円で気軽に買えるので買ってみましたが、値段相応の演奏かなと思いました。
オーケストラバージョン:カラヤンの悪い面なのかもしれませんが、大げさすぎるなと思いました。壮麗さや重厚さをひたすら演出しようとするので、詩的な情緒の細やかな表現が醍醐味の一つであるこの曲では少し違和感を感じました。
ピアノバージョン:ていねいに演奏しようとしすぎているように思います。そのために詩情や自由さ、カタルシス感に欠けていると思いました。
全体的な評価としては「まあまあ」といった感じです。
演奏会も良いけれど、マーラーの交響曲第一番のレクチャーがとても面白かった。
私は以前にベスト・クラシック100を買って、もっと聞きたいと思いこのCDを購入しました。
クラシックに興味がある方には、おすすめできる商品だと思います。
良い点
・100曲3000円はコストパフォーマンスが良いです。
・音楽の質も普通に良いですし、全体としてしっかり丁寧に作られている印象です。
・初心者の私にとっては、クラシックの世界の興味や知識が深まりました。
・BGMにぴったりです。
悪い点
・「作曲家・演奏家ベスト100」が収録されているのは良いですが、そのためにDISK6が52分になってしまっています。
ピアノ版展覧会の絵の楽譜の中では、当全音版が最も入手しやすいです。
全音の楽譜は、30〜40年前に、表紙を唐草模様から、現在の青のモノトーンに改めましたが、
当初は帯と、ビニールの表紙カバーが付いていましたが、今はビニールカバーも付いていません。
このビニールカバーは、ツルツルとしていて、大変邪魔だったので、丁度良いです。
全音の楽譜は、他のものも含めて、時々手直しが行われています。
ペダルの踏み替え場所の指定や指使い指定も、微妙に変更されてきました。
当、展覧会の絵も例外ではなく、数十年前のものと、今のものとでは、指使い指定が異なります。
ただ、この曲はペダルは多用するとは思うのですが、当楽譜にはペダル記号は、全く記されていません。
冒頭の解説も、過去のものとは少々異なりますが、現在版の解説(奥村一氏による)は分かりやすいです。
この、展覧会の絵は、技術的に最高難度のものを要求されます。
特に「卵の殻をつけたひよこの踊り」「サミュエル・ゴールデンベルクとシュミュイル」などは難曲。
「ババ・ヤーガの小屋」は両手でダイナミックに弾くには、相当な練習を要します。
また、どの曲も、シャープとフラットが付き過ぎていて、譜読みしにくいです。
まず、取り組みやすくて、聴き応えのある「プロムナード」を練習。
次に、お好みの曲から順番に練習するのが良いと思います。
薄い楽譜ですが、攻略には相当な時間を要します。
展覧会の絵は人気曲です。
幻想即興曲、月光、ラ・カンパネラ、トルコ行進曲などと同様に、皆の好きな曲です。
こういう曲は、是非練習しておきたいですね。
ホヴァーンシチナという作品は、間違いなく傑作ですが、難渋で聞きとおすのは楽ではありません。舞台上演も実際に見ましたが、大変感動したとともに、とにかくくたびれました。 その点、この映画は、その難渋なホヴァーンシチナを、苦労なく、普通に映画として見られる貴重なDVDです。古い映像ですが、映画として古くささはありません。昔の映画特有の力に満ちていて、オペラ映画であることを忘れるくらい、純粋に映画として引き込まれます。この作品に興味がある人は、是非ご覧ください。
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