奥村助右衛門クンがあまりにもタイミング良く「お助けマン」的に出て来過ぎ!しかもやたら美形に描かれています。史実では50近いオッサンの筈。直江兼続登場&琉球編以降はパタッと出番無くなりますが・・・慶次は「ロン毛でネアカなケンシロウ」って感じだし、松風も殆ど黒王ですよね!
花の慶次は、隆慶一郎の原作本を読むよりも、
漫画で見た方ががその魅力が伝わってくる。
よく、ここまでストーリーのアレンジができたと感心します。
さて、本巻は、上杉景勝に叛意ありと、
家康側に言いがかりをつけられ、合戦が始まります。
慶次は上杉側について参陣。
上杉は、家康は、そして慶次は一体どうなるのか?
天下一の傾奇者、前田慶次の大傾奇もこれで見納めです!
「花の慶次」は1990年から週刊少年ジャンプに連載された、傾奇者(かぶきもの)を主人公にした歴史ロマン漫画。その最大の魅力はなんといっても主人公前田慶次の生き様。自由と風流を愛し、愛馬・松風とともに絢爛なる安土桃山時代を疾駆したその姿は時代を超えて読むものを惹き付ける魅力をもつ。原作は隆慶一郎の「一夢庵風流記」。その本巻。その凄まじいいくさ人ぶりと傾奇者ぶりで、叔父前田利家を煙にまいていた慶次に刺客が放たれた。 二人の対立は決定的なものになるが、そんな時、義父利久が病に没した。これにより慶次は金沢を離れ天下という舞台に踊り出ることになる。
言わずと知れた「日の本一のつわもの」真田幸村と、慶次のコラボといった巻だろうか。 最初の方の幸村はどう見ても長渕剛ソックリだが後の方ではオリジナルキャラになってしまっている。 それでも佐助の妹と幸村の思いの通じ合うシーンはみどころ。 実際にはありえないだろうが同じにおいのする慶次と幸村をどうしても作者が競演させたかったのであろう。これも歴史の楽しみの一つであると言える。
青空にひとつだけ浮かぶ雲のように自由で 満開の桜のように鮮やかな生き方の男 惚れた女のためならばいつでも命を捨てる この男に惚れない女はいない!
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