エミのサントラは音楽編1とハイテックスリーズ(アレンジ音楽集)と
この総集編の3枚が出ていますが、このサントラは音楽集1と
ハイテックシリーズの2枚のサントラのベスト盤になります。
南国人魚姫も収録されていますし、3枚のサントラの中では一番出来がいいです。
「七色のカード」のアレンジ、「南国人魚姫」が抜けているが、本放映時の使用曲をほぼ網羅したアルバム。OP・EDもだが、「そよ風のソナタ」は白眉だろう。近い将来、DVDになった際には是非とも完全版を目指して欲しい。
高田明美さんの『クリーミーマミ』が表紙を飾るこの本を店頭で見た時は、変な汗が出るくらい興奮しました!
…小学生のころ、一連の『魔法少女』シリーズは登校前の早い時間帯に放送されていた地域に住んでいたのでいたのもあり、観れない悔しさ悲しさが、私をアニメヲタに走らせた気がします。 それこそ、観れない時間が夢を育てたかの如く中学3年まで将来の夢はアニメーターというガチヲタ。受験を持って夢にはサヨナラしましたが(^_^;) …その根本を作ったとも言える人々の対談集! 熱い!熱すぎる!鼻血出る!!
いのまたむつみさんと石田淳子さんの対談、特に面白いー(*^ー^*)やっぱアニメは動いてナンボだなぁ!
全体的に女の子向け作品が少々年嵩男子に妙にウケて、“萌え”へと繋がって行く時代の製作者側の証言です。これだけ心血注げばキャラクターが三次元より魅力的に見えるわ。
布田さんと高田さんの対談でもあったように、多数の中から傑出した作品が生まれる…つまり需要(=子供)がないとダメなわけで…四十前の負け犬(死語?)は、将来の日本のアニメ界に対しても、ちょっとビターな気持ちにもなりました(^▽^;)
昔懐かしさもあり、遅ればせながら夏前に購入しました。 やはり装丁は若干チープな面もありますが、 一夏を過ぎても特に不都合は出ていません。
内容は、今見てもそれほど古さを感じさせず、 当時(学生時代)の記憶がよみがえる素晴らしいものでした。 アイドルマジシャンという意匠だけあって、芸能界を皮肉ったり 放送局の裏事情を暴露したりといった業界ネタもありますが、それはごく一部。 ほとんどは「こてまり台」を舞台としたホームドラマです。 「抒情的サザエさん」とでもいいましょうか。 キャラクター・声優陣・主題歌・BGM・脚本・作画どれをとっても高水準です。 ニュープリントからのポジテレシネで正確な色が再現されており、 '80年代純国産手描き秀作アニメの貴重な記録となっています。
おまけとして「蝉時雨」「雲光る」(OVA)等が収録されています。 「蝉時雨」には4:3のディレクターズカット版もあり、 LDには収録されていなかった上下の部分も見ることができますが それ以上にHDネガテレシネによる高画質化には目を見張るものがあります。 脚本ではなく「画」のみで見せる極めて特異な(孤高とも言える)作品だけに 是非ブルーレイで単独リリースしてもらいたいものです。
一方「雲光る」の方はリマスターされていないようで、画質面では やや不満が残りますが、短いながらもツボを抑えた脚本はさすが安濃監督。 しかしどうしても本編や蝉時雨との不連続性を感じずにはいられません。 舞の声は仕方ないとしても、どうしてキャラクターデザインを変えて しまったのでしょうか。
なお最近になって本作はイタリアでも放映されたようで、 欧州版DVD-BOXなるものも発売されています。 残念ながらオープニングは、本作の象徴である出色のオリジナルから いかにもアニメらしい歌とカットに差し替えられています。 ただし作中の主題歌とエンディング曲はそのまま(もちろんイタリア語)
近年こういう秀作アニメにめぐり逢わないのは寂しい限りです。
どこか淡々とした大きな山場もない (恋愛描写もあまり発展せずに終わった) マジカルエミですが、この第22話は 今でも強烈に印象に残っています。
主役はエミではなく、マジカラットの劇団の話で、 仲間の1人がマジカラットを抜けると悩み、 彼1人いなくなっただけでもマジカラットはもう 意味がなくなってしまう、解散だねと 団長が寂しく口にし、そして・・・。
誰にでもある人生の転機と悩み、そして・・・と、 30分間がなんとも詩的で美しく、 マジカルエミという作品世界を最も繊細に丁寧に 描いた、素晴らしい回です!
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