この作品は前作で築いた世界中のファンを裏切ったと思います。 まず、2で登場した子役のジョン・コナーの扱いがひどすぎます。 2ではATARIのモバイルPCポートフォリオ(1991年発売で当時の価格は4万4千円ほど。MS−DOS搭載)で ATMをHACKして金を引き出したりバイクを乗りこなすようなワルだけどクールな少年だったのに 3では無能な何の魅力もないただのオッサンになってしまっています。 仮にも最悪の未来ではレジスタンスを組織した英雄だったのにこの扱いは何?という感じです。 もっとも2のジョンが出られなかったのは2で稼いだ金がトラブルで友人や家族に裏切られたり して重度の麻薬中毒に陥ったことや、母親役(サラ・コナー)に相次いで出演を断られた上に 監督のキャメロンも降板しているなどいろいろと厳しい面もあったと思います。
しかし、そういうことよりもまず第一に3は設定が悪い、いや悪すぎると思います。 2の恐れるな未来は変えられるを映画のキャッチフレーズにしておきながらT-850が再びやってきたときに何の説明もなく 「終末の時は避けられない未来は変わらない」とか言い出すのです!
こんな形で3が続いてシュワちゃんが登場するのならいっそのこと2の敵役のT-1000が味方になるとか した方がもっと面白そうだった気がします。
↑のレビュータイトルが結論です。
逆に言えば、ターミネーターシリーズのファンでなくてゲーム(特にアクション)が苦手な人は買う必要性が半減します。
☆良い点'1:ストーリー展開と世界観 ・T3の映画で語られなかった部分まで掘り下げた感じでファンにはたまらない。 ・未来の世界観は圧倒されるくらいスケール感を感じた(ゲーム本編の半分以上が未来での戦闘)。 ・映像もかなりキレイでシュワの顔もリアル。
ターミネーター好きなら買いの一本でしょう。
☆良い点'2:ゲーマー向きの難易度 1面1面がけっこう難しい。 さらさらーっと流すように遊ぶゲームじゃなくて、1面1面をじっくり楽しむゲーム。 だから各面の難易度は高い。 今日はこの面クリアするまで頑張ろうって気になって止まらなくなる。
×悪い点'1:ターミネーターを知らなきゃいけない ・冒頭のムービーシーンが英語音声で字幕がない。 ・途中で何度か挿入されるムービーが映画T3からの本編切り出し(字幕あり)。 たぶん、それなりのターミネーターファンじゃなきゃ楽しめない。
×悪い点'2:カーチェイス多すぎ。 やたら乗り物のシーンが出てくる(ジープ、ヘリ、未来の戦闘機などなど)。 ターミネーターをノシノシ歩かせて、じっくり操れる機会はあんまりない。 スピーディなタイムアタックが多い印象。
■最後に:ゲームとしての完成度は高い。 操作性、グラフィック、音楽、やり込み度など、ゲームとして基本的な要素はかなり高いレベルだなぁって実感できます。
このゲームでは、実際にターミネーターの視点になってプレイできるという。ハイパーゲームです。 シュワちゃんが実際にでてるだけあってかなり顔がリアル!! ターミネーター3でT-850がいままでやってきた事が出来ちゃいます。 ステージも未来の2032年から現代までのステージとかなりの量で、さらに武器もフェイズ・プラズマライフルからアサルトキャノン、燃料爆弾などといった未来の武器からMP5、ロケットランチャー、G36Cなどといった現代の武器と多種多様でこれらの武器を駆使してケイト・ブルースターの任務をクリアしていきます。 しかも、ゲームをクリアする事によっていろいろな特典が開放されます。何が出るかはやってみてのお楽しみです。 しかし、やりすぎると3D酔いになる可能性大なので注意しましょう! それがなければ星五つなのですが・・・。 おすすめの一本です。
ご存じのように、T3担当の作曲家は前二作のブラッド・フィーデルからマルコ・ベルトラミに交代しています。 残念ながら映画は前二作のように観客皆に支持される作品にはなれなかったようですが、そうなってしまった原因は音楽にもあると思います。 大規模オーケストラを駆使したT3の音楽は深みと迫力を併せ持っており、特にラストで流れる「ラジオ」はT2ラストの別れの場面で流れる「イッツ・オーバー」にも負けない荘厳な名曲になっています。 ところが、序盤の市街地でのチェイスシーンでは音楽がほとんど流れません。 この場面は効果音も激しいですが、音楽が流れていないとやはり盛り上がりに欠けると思います。 またこのCDには前二作のものをもとにベルトラミがアレンジしたターミネーターのテーマ曲も収録されています。 電子楽器を駆使し、冷たく厳かな曲に仕上げたフィーデルに対しベルトラミは他の曲と同じく大規模オーケストラを駆使し、壮大で力強い曲に仕上げていますが、途中からかなり大きくアレンジされています。 今回は前二作のように重要な場面でテーマ曲が流れることはなく、エンディングのみの一回きりなのですから、大きなアレンジは施して頂きたくありませんでした。 見せ場のはずのチェイスシーンで音楽が流れない、テーマ曲が一回きりしか流れないというのに大きくアレンジされている、それが不満です。
現在はカリフォルニア州知事でもお馴染みアーノルド・シュワルツネッガー主演のターミネーターの独房の新作のターミネーター4のノベル版です。 因みに本作にはシュワちゃんは出演していません。 で、この作品についてですが、面白いです。読みごたえがありますねぇ。 特に自分を人間だと思い込みながら実はターミネーターだと新キャラ、マーカス・ライトが何故人間からターミネーターになったかが、書かれレジスタンスよりマーカスの話の方が個人的に興味深かったです。 ファンなら読むことをオススメします。しかし、読むのは映画の方を見終えてからにしてください。 何故ならば、ノベル版を読んでしまうと、ストーリーを知ってしまい、面白味が薄れてしまうからです。 しかし、ターミネーターは面白いなぁ。特に4は早く見ていたいなぁ。 余談ですが、僕は未だ映画の方は見てません。
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