妙な組織の不気味な敵。 景虎達はそんな敵の罠にはまり、それぞれが別の、 しかも油断ならない相手と戦う。 その敵は異様な力を持ちそして強く 皆ボロボロです。 更には味方同士の「あい討ち」もあり、苦戦をしてます。 ボスも意外な人物で、あらまっ・・・でした。
しかし・・・・・ 確かに戦ってはいるのですが、 これまでの作品に比べると、勢いはちょっと不足ぎみか? やはり夜叉衆のファンとしては、個人戦も結構ですが、 できればもっと、団結した戦いがみたい。と、思ってしまう・・・。 次巻に期待!です。
コバルトに掲載された短編3つ+描き下ろし中編(仕返換生後編)という構成です。 描きおろし中編が秀逸です。 どちらかというとキャラや出来事を描く方に重点が置かれていた再開・邂逅編ですが、これは違います。 人物を描く方にぐっと力点が移ってきたという風に感じました。 景虎様と直江、互いへの想いが輪郭をもちはじめてきた、という印象です。
萌うんぬんを別にしても、作者様が込めたメッセージや本編へのつながりを考えると、胸が締め付けられる思いです。 またミラが一層好きになりました。 まだまだ熱いです。
心理描写も関係性の掘り下げもアクションも、この作者様にしては中途半端というか…いつものディープさや激しさがなくて、食い足りない感じがしてしまいます。仕掛けの種明かしも、ちょっと短絡的に思えました。再開邂逅編は再開前に比べてノリが軽いのはもとより承知の上なのですが…。これからの怒濤の展開と熱い盛り上がりに期待して☆3つです。
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