このドラマを見ていて、(誰だったか忘れてしまったのだが)ある経営者の言葉を思い出した。
その人物の言葉を集めた本にあったもので、「税金は国を支えるお金だから、きちんと支払わなければいけない。節税なんて飛んでもない」という意味のことが書いてあった。
たぶん本作の製作者が視聴者に対して伝えたかったことは、この言葉なのではないかと思う。 ニュース、新聞などの報道を見ていると、政情の不安から税金を払うことに対して不信感を持っている人が多いのではないかと感じる。 確かに税金をきちんと支払っていることが馬鹿らしく思えることもある。 だが、そんなときだからこそきちんと税金を払っていかなければいけない。 そうでないと、税金の使い道や汚職に対して批判することはできなくなってしまうのではないだろうか?
問題は、「税金をどう使うか」である。 我々にできることは、その税金を正しく国民のために使ってくれる政治家を選ぶために選挙で投票することしかできない。 そして、その一票を胸を張って投じるためには税金をきちんと支払わなければいけない。
これは生きている限り忘れてはいけない考えだと思う。
このジャケット、なだかハロウィン使用みたいで好きです(笑) なんてそんな事も思いながらやっと全編聴けた「LIES,LIES 」。さすがの一言に尽きます。 ドラマを見てからずっと気になっていたのですが、吉田美和さんの描く今回の女性像は「したたか」ですよね。騙された事がわかっているのに敢えてその嘘に身を委ねる・・・大人だし、クール。 全体的なサウンドもどちらかというと無機質な感じがしてぴったり。だけどやっぱりどこかで温かさは残ってるんだよなぁ。 ドリカムなら騙されてもいい、そう思ってしまいました(笑)
まず、小ネタから。 米倉涼子さん、ダンスバレエをやっていたのですね。知らなかった。 偶然、昨日バレリーナの吉田都さんの番組(NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見たのでシンクロニティだなあと。
本題。 曲も良質なポップス(ダンス・ミュージック風)で聴きやすいし、歌詞もさらっとと聞けます。
ですが。 よーく「歌詩」を見ていると、なかなか一筋縄ではいかないことに気づきます。 「狼少年」と「花泥棒」ってなんだろう? とか。
ただ、ぼんやりと、『1Q84』BOOK1の冒頭、
ここは見世物の世界 何から何までつくりもの でも私を信じてくれたなら すべてが本物になる
という引用があったのを思い出しました。 どうもいまの(一部の、いや大部分の?)日本人にとって、世界の見え方は「見世物の世界」あるいは「LIES」のように思われるようです。
自分は演劇に疎いですが、ブレヒトの劇のように、体験したあとにじわじわ心のうちに疑問やイメージが湧いてくる、そんな曲かと思っています。いまのところは。
ちょっと迷ったけれど、ジャケ等が豪華なこちらを選びました。 まだ2回しか聞いてないけれど、最後の方の盛り上がりはなかなかです。
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