すベてがFになる (講談社文庫)
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TVアニメ「けいおん!」キャラクターイメージCDシリーズ 「けいおん!」イメージソング 中野梓
アニソンの範疇を超える完成度が高いドFUNK!このリズムはプレイヤーや音楽好きな方には◎、しかしアニソンだけが好きな方は少々地味に聴こえるかも
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
語られる内容の多くはとてもシンプルな考え方ですが、娯楽や誘惑の多い現代で実践できている人はなかなかいないんではないでしょうか?
納得させられたのが長谷部にとって心は『鍛える』ものではなく、『整える』ものということ。
毎日の行動、体調管理、整理整頓、人付き合い、睡眠等のノウハウを『いかに心を整え、平常心を保つか?』という観点に集約して語られていきます。
読み進めていくうちに彼の人間性の根底にある謙虚さや誠実な心が他者への敬意、公徳心につながっているのだと思い、現代の日本で失われつつあるこの点の素晴らしさを再確認することができました。
ちなみに私はスポーツの審判の経験があります。
アジアカップのシリア戦、川島がレッドカードで退場した時のこと。
長谷部の主審へのアプローチが本を読む前から印象に残っていました。
審判といえど人間ですので、100%正確で正しいジャッジはあり得ません。
ミスジャッジをしてしまった時、審判はわかっていても1度出した判定を覆すことはできません。
選手や監督の抗議により結果を覆すと審判の威厳、存在意義がなくなってしまうからです。
審判は試合の流れを変えてしまうミスジャッジをしてしまった時、どこかでうまく帳尻を合わせることを考えたりするものです。
明らかなミスジャッジ、しかも退場+PKという最悪の判定でしたが、長谷部は冷静に、そして笑顔で話しかけていました。
不満をぶつけるのではなく、敬意を持って笑顔で対応したことで、その後岡崎が倒された時にPKを取ってくれたんだと思います。
シリア戦の主審は、準決勝の韓国戦でも副審を務めており、延長前半のペナルティエリアライン上の際どいPKを正しくジャッジしてくれました。
もしシリア戦で感情に任せて審判に不満をぶつけて悪い印象をもたれていたらどうなっていたでしょう?
反感を買っていればきっとPKを取ってくれず、日本が決勝に進むこともなかったと思います。
この様に大舞台で力を発揮し冷静な対応ができた背景には、彼が普段から取り組んできた心を整える習慣があったからこそ。
いかに日常の習慣や環境作りが自分に影響を与えているか?ということに気がつかせてくれる良書です。