昔から歌ネタには定評のある連中のこと、 公開当時は世紀の問題作だった「ライフオブブライアン」で演ると聞いた初演以来、 観たくて仕方が無かった「ノットメサイア」がついに我々の手元に。
生き残りメンバーは大活躍(ヨレヨレっぷりもご愛嬌)だし、 もはや自らが権威の側に在る事を自嘲しつつ、 権威の象徴たるロイヤルアルバートでコレを演る事自体が、 当時の状況と彼らの変わらぬ露悪趣味の証明という訳か。 「今じゃゲイなんか珍しくもナイ!」と嗤って見せるやんちゃ振りが最高だ。
ローワン・アトキンソンなんか放っとけ! 死ぬまで傾け、パイソンズ!
「ナショナルランプーン」シリーズの「クリスマス」や「ベガス」より面白いと思います。 他のエイミー・ヘッカリング作品がダメな方にはお勧めできませんが。 このシリーズのDVD化を願っています。
モンティ・パイソンのメンバーであるエリック・アイドルが,ニール・イネスと『モンティ・パイソン』終了後に作った番組『ラトランド・ウィーク・エンド』で使用された曲を収録したアルバムです。 そしてこの番組が重要なのは,あのビートルズ・パロディの最高傑作であるラトルズが,この番組から生まれたということです(『ラトルズ/4人もアイドル』はDVDで出てますので,まだ見てない人は絶対に見ること)。 このアルバムにもラトルズのアルバムにも収録されている『I Must Be In Love』が収録されています(「ラトランド出身のファブ・フォー」と紹介されて登場)。 その他にもフーの秀逸なパロディである『Concrete Jungle Boy』や,正面開閉式洗濯機について歌った『Front Loader』,レーニンが歌う『Communist Cooking』,プロテスト・ソングのパロディである『Protest Song』(そのままじゃん(^^;),サッカー・ファンを痛烈におちょくった『Football』等々抱腹絶倒の曲が多数収録されています(もっとも,私の場合対訳無しにはわからないものがほとんどなんですけれどね(^^;)。 肝心のサウンドの方はラトルズやボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドの中心人物であるニール・イネスが中心となって作っているのですから,悪いはずがありません。パロディであっても,音楽的には非常にレベルの高いものとなってます。 ラウンジ・ミュージック風なものからフォーク,R&R等多彩な音楽を楽しむことができるアルバムですね。
イギリスのギャグ番組モンティ・パイソンのエリック・アイドルが監督・脚本・主演したビートルズの歴史と歌のパロディ版。原題は「All You Need Is Cash」ですが、1992年発売の日本ビデオ版は「The Rutles」。いろいろな題名のビデオがありますが内容は同じです。エリック・アイドルはポール役とTVキャスター役。 歌もそれらしい替え歌(音楽はジョン・レノン役のニール・イネス。グラミー賞コメディ音楽部門にノミネートされた)で、「レット・イット・ビー」等のドキュメンタリー映像までパロディ版を作ってしまう徹底ぶりです。RutはRatに通ずというわけでデビューの頃の演奏場を模したロケではネズミがたくさん出演しています。 「HELP!」が「OUTI!」に「マジカル・ミステリー・ツアー」が「マジカル・ヒストリー・ツアー」に、「イエロー・サブマリン」が「チーズ・アンド・オニオンズ」になってしまうおかしさは奇っ怪でさえあります。ここまでパロディにするのは、オリジナルがどんな傑作であっても、それと類似のコピーが作れてしまうのだという強力な批評精神の賜物という気がします。 そして、どんな感動も演出の結果ですね。報道映像のなかのビートルズの発言もパロディになっていて、すべてが作られたものという冷めた批評精神が感じられます。恐るべしモンティ・パイソン。
モンティパイソンを知るために購入したが、 あまりにも知らなすぎた自分がおりました まだご存知なき方は DVDとともに購入されることをすすめたいです 質が高いということはこういうことかと思った
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