1983年作品。80年代は『スケアリー・モンスターズ』で幕を開けたボウイだが、暫らく音楽活動から離れ3年振りに発表された本作品は世界中で大ヒットした。タイトル曲『レッツ・ダンス』が全米1位を獲得し、当時TV朝日で放送していた『The Best Hit USA』という番組でDJの小林克也氏が『さすがっ、ていう感じですね』とコメントしていたのを覚えている。その頃は、純粋な1ファンとして、久しぶりの全米1位やその後の『シリアスムーンライト・ツアー』の大成功を喜び、来日公演にも足を運んだ。 本作品以前と以後では大きく評価の分かれるボウイだが、作品自体のクオリテイは決して低くはない。各楽曲の完成度やアイデア(『レッツ・ダンス』のオープニングはビートルズの名曲のコーラス?!)は機知に富み妥曲が無い。またN.ロジャースのプロデユースは冴えに冴えている(他のプロデユース作品とは気合の入れ方が格段に違うと思うのだが)。でなければ、厳しい音楽業界でNo.1というのは、なかなか…。 80年代、商業的色彩の濃い系統は『産業ロック』と揶揄され、ヒット性の高い作品やアーテイストが一方的に必要悪の如く語られる風潮があり、ボウイも旧来のファンや一部の批評家筋からは酷評されていた。要は、あのボウイがヒット作に走った、と。だが、創作面での金字塔が『ジギー・スターダスト』や『ロウ』で、ポピュラー性での金字塔が『レッツ・ダンス』であったと考えれば、逆にボウイの類まれなバランス感覚が改めて際立つのではないか。この作品により、より多くの人々にデビット・ボウイの存在が知れ渡るようになったのは事実なのだから。
もうすぐ2歳になる娘、車に乗せると「はぴはぴ観よ!」と言ってすぐにナビをいじりたがります。
その都度好きな曲は変わるようですが、もう100回以上は観たなあ・・(遠い目)。
パパのお気に入りは政次詩子さんがアニメを担当されている2曲、"YOU AND ME"と"A Snowy Friend"。
既存の映像作品でいちばん好き・・と言うと話が大きくなってしまいますが、それくらい老若男女問わず魅了されてしまう作品だと思います。
そして今日も・・娘が寝てしまった後、もう一度ディスクをリピートさせるのです。
初期ルパンティック・ファイブメンバーから入れ替えがあって初めてのCDになる。
今回一番最初に聞いて思ったことは、まず雰囲気が違う!
これまでの大野サウンドとは違った感覚になる。言葉ではうまくは言い表せないが、ミックス(ステレオに収録する際の音のバランス、パンの振り分けなど)が微妙にこれまでと違ったり、演奏者がこれまでと違うため個性が違ったりするのはもちろんなのだが、なにかが、なにかが違う。うまく言い表せない。
とりあえず言えることは、大野サウンドが最高潮だということと、このCDがものすごく豪華だということ。
実はCDブックレットにも記載されているのだが、今大野雄二先生がノリに乗っている。
これまでの楽曲のアレンジに加え、新曲も幾つか。
自分の感覚では、シンプルながらも破壊力満点のサウンドが繰り出されているとしか言えない。
これまでの大野サウンドファンに必ず新感覚を与えるCDである。自分はヘビー大野サウンドリスナーとしての自覚があるのだが、とにかく感動した!
買って全く損は無いと思われるので、大野サウンド初心者の方も、ヘビーリスナーの方も、楽しめる1枚であることは間違いない。
ダンス甲子園が懐かしい! あの頃が懐かしい! 何を聞いても体が動き出す。 こんなの待っていました!!! 欲を言えばジャジージェフ辺りも入れて欲しかったなぁ。 価値ある一枚!!
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