天才的操縦で乗客を救った機長は「ヒーローなのか、犯罪者なのか」っていうキャッチコピーにつられて観た。
冒頭、大型旅客機が背面飛行するシーンは確かにすごい。 しかし、そのあとは・・・。
結局、ミステリーやサスペンスではなくて、アル中がテーマのヒューマンドラマだった。それはそれで別に悪くはないし、デンゼル・ワシントンも良かったが、一回見ればもういいかな、という感じ。
人はいつも物語を必要としていて、それは自分のなかの何か欠けている部分を補うためだ、という話を聞いたことがある。ぼくも大酒飲みの部類だけれども、情けないアル中の物語はぼくには必要なかった。
夏に機内で見ました。映画自体の内容は緊迫感もあり面白かったです。デンゼル・ワシントンの貫禄の演技が見れます。ただ、「デンジャラス・ラン」って、この邦題何とかならないものか。「セーフ・ハウス」で良い。なぜセンスのない題名に変える必要があるのか?
ちなみにデジタルコピーもiTunesには対応してない。
月並みな若者応援賛歌だが、これを白人・黒人、スポーツマン含む有名人がストレートに語っているところが良いと思う。デンゼル・ワシントン自身も育った環境は豊かとは言えなかったかもしれないが、近所の散髪屋のオジサンや、教会の牧師さんと仲良くするなかで人間形成をしたのを知って、どことなく身近に感じた。中に、黒人だったが故に白人病院で十分な医療を受けられなかった親類を持つ女性の言葉があったが、「相手を許す」という言葉が大変印象に残った。なかなか言えないセリフだと思う。大人になる、ということを改めて考えさせられた。
DVD版のレビューで他の方がある程度あらすじを書かれているので、特に言及しませんが、ワシントンの作品としては平均点。 観ても観なくてもどちらでもよい作品です。ただ、観てしまっても後悔はしません。 わざと感情移入できない主人公にしておいて、ラストに正しい決断を演出して感動させようとするところはゼメキスらしさが出ていたと思います。 まぁ、『ダイハード・ラストディ』『ジャッキー・コーガン』と比較したら名作に感じるでしょう。 全然、参考になっていませんね。スミマセン。 アメリカ映画界もちゃんとした脚本を書ける人を育てていかないといけないと感じる今日この頃です。 でも、テレビのシリーズでは、日本のテレビドラマなど足元にも及ばない素晴らしい脚本に出会うことが多いので、底力はあると思うのですが。 テレビ界を見下す風潮を捨てて優秀な人材を採り上げてくれるようになると良いのですが....
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