伝説の大河ドラマ「天と地と」で唯一現存する「川中島の戦い」の回をDVD化したものです。
レビューを書かれている方もおられますが やはり川中島で霧が晴れ、上杉軍が信玄の前に現われるシーンは寒気も立つほどすごいです。 黙々と進軍する上杉軍。 あまたの兵士の中で白い頭巾と白馬にまたがり駆ける謙信!! この作品が放映されてから40年も過ぎますが このシーンを越えた川中島はありますまい!!
そして一騎打ち。 若くして哀しみを知り義と意地で対決する謙信(石坂浩二)と 神のごとく悠然とそして不敵にその剣を受け止める信玄(高橋幸治)は素晴らしい。 対等な立場の描写で戦いあう謙信と信玄はこの作品だけではないでしょうか? テレビドラマの範疇を越えている。 音楽も素晴らしく今でもできればOSTを出してほしいほどの作品です。
私の生まれる前に放映された大河ドラマ。 願わくば全話観たいのですがテープが一話しか残っていない、幻の作品です。 たった一話しか残っていないのですが この一話だけでもそれまでの謙信と信玄が歩んできた道が想像できる 素晴らしい作品でした!!
楽しみにしていたCD、さっそくウォークマンに録音して毎日、流しで聞いています。マクラが楽しく、志ん朝さんが気持ちよく楽しみながら時間を過ごしている、それを共有しているのがとても幸せで、贅沢な気分です。他の志ん朝さんのCDでは聞けない、「ああ、これが志ん朝さんの世界か・・」と楽しませるものです。ただ、音量がまちまちで、確かに録音状態はよくないようですが、それでも、志ん朝さんの世界に充分、堪能できている私です。高額でもあり、購入するかをかなり考えましたが、私にとっては、一生の宝物となりそうです。落語を聞き出して、間もないので、参考になるかどうかはわかりませんが、大満足の購入でした。
このドラマで舞台になった家屋が忘れられない。オンエア当時、私は小田急線で通学していた学生だった。成城学園前駅手前、仙川に架かる短い橋脚で朝の通学時間帯に電車が駅の信号待ちしていた時、私は必ず眼下を見下ろしていた。その視線の先には、あのロケで使われた家屋があった(現存せず)。その間、僅か数分だったが、幾たびも眺めていると、不思議と知人の家のように思えていた。70年代の東京で、公団住宅と二分するくらいこの家屋は代表的な木造住宅だった。東京で生まれ育った私の周りでもよく見かけられた。まだ、2×4住宅は余り見かけなかった頃のこと。今思えば、地味だが見えない豊かさが感じられる家屋。その「玉手箱」の中からプライスレスな温もりが、今でも「おとぎ話」を通して伝わってくる。ご飯の湯気のように。
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