デジパック仕様、22ページのブックレット付
ボーナストラックは6曲 11.home is where the heart is 12.monkey monkey 13.baby's gone blue 14.sweet dreams[are made of this]hot remix 15.love is a stranger[coldcut remix] 16.satelite of love
remastered editions 2005
690円で購入
80年代のブリティッシュ・ポップス、MTV時代を代表するグループの一つ、 ユーリズミックスのヴィデオクリップ集。 初期の代表作"Sweet Dreams"。邦洋問わず多くのアーティストが カバーした超名曲"There must be an Angel"。 アニー・レノックスとデイヴ・ステュワートの七変化コスプレどつき漫才が 楽しめる"King and Queen of America"等々、イメージビデオ風、ライヴ、 小芝居と映像・楽曲ともにハイクオリティーかつバラエティー豊かで とても楽しめます。
YouTubeでユーリズミックスの動画を見ていて絶対買いたいと思っていました。 今回、購入するチャンスに恵まれゲット出来ました。 アニー・レノックス最高!
DIVA系のシンガーは古今東西を問わず一定の人気があるもので、60、70年代はバーブラ・ストライサンド、リンダ・ロンシュタット、本作でも共演しているアレサ・フランクリン等が人気を博していたし、90年代はマライア・キャリー、セリーヌ・ディオン、00年代はビヨンセなんかが上げられるが、では80年代はというとこれがなかなか思い浮かばない。マドンナやシンディ・ローパーは明らかに種類の違うシンガーだし、ホイットニーがDIVA系の様相を呈してくるのはどちらかというと90年代に入ってからだ。(ニュー・オーダーを引き合いに出すまでもなく)要するに歌唱力はそれほど重要な要素ではなかったのだ。とにかくPOPなモノが求められた、洋楽史的に見ても特殊な時代といえる。このユーリズミックスであるがボーカルのアニー・レノックスの歌唱力は上記に上げた連中の歌唱力に全く引けをとらないほどのものである。それは超有名な“THERE MUST BE AN ANGEL”を聞けば一聴瞭然であろう。しかしながらこの曲は他の退屈極まりないDIVA系の曲とは明らかに異なり、あくまで歌唱力は一つのキーでしかない。メロディがずば抜けて良く、〜ターブを売りにしたつまらない楽曲とは一線を画する。このスタンスがアルバム全体に貫かれていて、DIVA並みの歌唱力+SYNTH POPという他では見られない珍しいスタイルが完成している。(あ、ヤズーがいたな)ユーリズミックスがエレポップだったのは前作までという評価をよく見るけど実際はそんなことはなく、本作でもエレクトロニクスの比重はかなりのものだ。前作以上にアニーのボーカルを強調しているから、そのあたりが誤解されているのだと思う。80年代を代表する作品の一つなのは間違いない。
コンサート全容の他,アニーとデイヴのインタビューを含む60分のドキュメンタリーや2曲分(17Again/あのSweet Dreams)のマルチアングルトラック,懐かしのディスコグラフィーもあり(コンサート上演曲がどのアルバムに収録されているかが判る!),ユーリズミックス2ndアルバムから最新の『peace』,さらにアニーのソロからも『Why』が入り,歴代総まくり全21曲!DVDの編集もグラフィカルで,さすがこのペアは曲者という感を新たにする。 ステージングはシンプルでクール。そこにアニーのエモーショナルで時に凄みのあるヴォーカル・プレイ。デビュー時から時を重ねるとともにヒューマンな味わいを増し,ゆったりとした艶やかさ・ミドルエイジの色気すら感じる。 デイヴのギターとの絡みも絶妙で,パートナーとして互いの円熟した関係が見てとれ心地よい。“こんな風に年をとれたら”という一種の羨ましさすら感じる。 耳馴染みのある曲が,デイヴとアニーの2人きりで演奏される場面もあり,静謐な温か味と新鮮な魅力が醸し出されて,色褪せることがない。 デビュー時から,どこかに密やかな毒が隠されている気がするミュージシャンだったが,今回も『peace』のタイトルに対し全編迷彩服の衣装。でも,この音と表情を観ていると,単に戦争に対する視点だけでなく,友人や世界全てへのまなざしに対するメッセージが伝わってくるようだ。
|