中古CD屋で超格安にて入手(アマゾンでも安いですよね)。 1998年発表の「Blind Man's Zoo」は学生のときに愛聴しており、その懐かしさから改めて手に取った次第です。
メロディアスという訳ではない(売れ線的なものはあまり感じない)のですが、一種独特の佇まいがこのバンドにはありました。所謂グランジ世代の古典的音楽と言っていいのでしょうか。
その佇まいのかなりの部分がVo.のN.マーチャントの歌によるものだと思います。
本アルバムはUnpluggedということで、更に彼女の声が前面に出るカタチとなり、下手をすると、このバンドの最高傑作かとも思われます。 実際、本作は全米13位(「Blind Man's Zoo」も同13位)という好成績を収めております。また、その選曲がBest的である為、本バンドに興味がある方はまず本作からお聴きするのが宜しいかと思います。
繰り返しになりますが、幸いなこと(?)に現状彼らの作品郡は中古市場で格安で出回っております。
10000MANIACSではこのアルバムが傑作です。 ネオ・アコーステイックの音にナタリー・マーチャントの上品なボーカルが合っています。 ところで私はかなり前のCDだったので音が悪いです。 買い替えようかな?アンプラグドでもそうですがDON'T TALKは最高です。
Maniacs黄金期のライブアルバム(ナタリー時代の最後の作品)。代表曲を網羅しており、Maniacsのベスト盤に相当する。 この作品で惚れ直した曲はSTOCK GALA DAYS。アコースティック楽器の重層的な、熱の入った演奏がすばらしい。 ヒットパレードのクライマックスがこの曲とは意表をつかれた。 ナタリーのファンには絶対ビデオ版をお勧めする(輸入版のVHSしかないけど)。 ながらくCD版で聴いていたのだが、CD版でラストに入っているNOAH'S DOVEはビデオでは1曲目に入っていて実はナタリーがピアノ弾き語りしている。 またビデオ版のみゲストのデビット・バーンとのデュエット3曲が収録されていて見所だ。 LET THE MYSTERY BEは2人の息がぴったり合っていて、ナタリーの歌声がいつにもまして新鮮だ。回顧版CAMPFIRE SONGSにも再録されている。 エンディング曲のラストのナタリーのパフォーマンスがチャーミング!一瞬なので見逃すなかれ。 ナタリーはこのアルバムの発売前にManiacs脱退を表明していたし、全てがドラマチックに映る。そこがビデオ版のよさ。 ちなみに後に2代目ボーカルになるメアリ・ラムゼイは、この作品でナタリーの隣でコーラスとして歌っていたり、バイオリンを弾いたりしているというとトリビア付き。
これからNatalie Merchant在籍時の10,000Maniacsを聴こうという方も、ためらわずにこのベストを買って欲しいです。オリジナルを揃えても現段階ではリマスターされているわけでもないし、2枚目のほうは未収録だった曲を収録しているからです。かつてMichael Stipeと歌っていたJohn Prineの「Hello in There」や、カーターファミリーの「Wildwood Flower」が特に気に入っています。 ただ私の好きな曲がいくつも収録されていないのが残念です…Maddox Table, Gun Shy, A Campfire Song, I'm Not the Man, Dust Bowl, The Lion's Share, Hateful Hateなどなど。とは言え、入門用としても、オリジナルを全て持っている方にもお勧めできるアルバムです。
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