※SFC版プレイ済みの評価です。psp版も70時間程プレイ。
○良い点 ・グラフィック(背景・ドット・キャラ絵・エフェクト)の強化 ・運命の輪システムでの周回やり込みプレイ ・追加ストーリー(個別キャラの会話等) ・魅力的なキャラの追加(ラヴィニス等)
×悪い点 ・個人ではなくクラス単位になったレベル管理(新規メンバーがすぐ戦えるようにした救済法とも取れるが逆効果。結局スキルに依存するので意味無し。) ・死亡時にカウント製(FFTみたいなもの)になり死亡のリスクが減って緊張感が無くなった。リザレクションの有り難味が皆無です。 ・運命の輪による戦闘の遡り(初心者救済と思われる) ・消費アイテムが強すぎる。しかも安すぎ。(ヘタするとあるジョブについた主役で1人戦国無双ができます。他のメンバーは寝てればいいです。…回復魔法なんて無かった) ・ただでさえ強かった弓がさらに強くなった(40TP消費100%クリティカル 50TP消費2回攻撃) ・人形系の敵が異様に固い(スキルが無い序盤は地獄です) ・スキルランクが全然上がらない。(1周クリア時一番戦うカノさんさえ武器LV5まで行かなかった。※最大は5じゃありません) ・上の理由からウィッチの魔法が弱すぎる。そうです、[レベルを上げて物理(弓)で攻撃]のがずっといいです(ちなみに後半・周回プレイ時の敵は超強いです。100%ペトロクラウドとかやばすぎる)
××致命的な所として ・cpuが頭悪すぎる…。ターゲット(リーダー)の特攻は当たり前。 (メンバーフルアーチャーで待って狙撃してれば大抵勝てます。レベル差が3程度なら普通に勝てます)
また、プリーストやマジシャン職に近接強化魔法をかけまくる。こちらが攻めて近接が届くくらいになると逆に使わなくなるという謎仕様。
●総括 面白い所も多いのですが、やはりcpuがお粗末過ぎて戦略も何もあったものではありません。 ストーリーやキャラそして音楽には語りつくせないほど魅力があるのですが、これではせっかくの素材も台無しです。 あのcpu(キャラ)の動きで国を統治するなんて無謀にも程があります。 まぁナイトみたいな騎士道を重んじるキャラが仲間を守る為に特攻とかやってるとカッコイイ!って思えたりもしなくも無いですが…。 あるボスが広範囲攻撃魔法で自滅した時は笑いましたw
総括すると、cpu以外は我慢できる所も多くやり込みも出来るので、3ないし4という評価を付けさせて頂きます。 タクティカルシュミレーション初心者や、シブイ世界観が好きな方は一度やって見ては如何でしょうか? cpuをもっと賢くして、レベルを個人性にして、死亡までのカウントを廃止にすれば一生遊べたと思います。 それだけに非常に惜しいです。
☆最後に 物語中に選ぶ主人公の選択肢は本当に迷います。その究極の選択で大きく物語が動きます。必見です。 貴方の手で国を理想の形へと導いて下さい。
登場するキャラクターが、それぞれに自分の意思・自分の都合を持っていて、人間臭く生きている。そんな生々しいキャラクターが展開する物語である分、物語を通して提示される問題について親身に考えやすいと思います。 戦闘システム自体も「もっと良い手は無いか!」と考えながらじっくり戦うことの出来る物で良いのですがそれだけではなく、「自分の都合を優先して敵を殺害するか、リスクを冒してでも説得して仲間にするか」というような状況判断に迫られるため、戦闘パートであってもシナリオの一部として楽ませてくれます。
ただ、残念な点もあります。 それは、制限なしだとユニットが無個性化し得ることです。 このゲームでユニットの特徴を決めるのは「ユニットが習得してるスキル」+「クラス(職業)」なのですが、この「スキル」は転職によって簡単に習得可能で、殆どのクラスには「転職証」というアイテム(ゲーム内の店で売っている物が多数)を消費すれば、他に何の制限もなしに転職する事ができます。 そのため、何の制限もなしにプレイすると「別にこのユニットが死んでも、代わりの人材はいくらでも用意できる」という状態になってしまいます。 プレイする時は自分なりに何か制限を設けた方が、戦術シミュレーションとしても物語としても楽しめます。
何と言ってもMIDI音源ですね! これ聞いたらオリジナルがしょぼく聞こえます。 だからオリジナルは滅多に聞きません。 だから星四つです。
タクティクスオウガ運命の輪プレイ済みです。 ゲームを遊んでいて、私はとてもキャラデザインに惹かれました。FFでもイヴァリース系の絵柄や世界観が大好きです。 タクティクスオウガはそれとは少し遠い世界を持っていますが、絵を描いている方はイヴァリースの絵を手掛けた吉田氏。 たしかにゲーム本編にバンガ族やヴィエラ族は登場しませんが、それと少し似通った雰囲気をもっています。(絵に関して言えば) 今回はオリジナル版の吉田氏の設定画を松尾翼氏が描き起こす…という形で作られていて、実際ゲーム本編で使われる絵は全て松尾氏が描いたものです。そして、今回の画集はほぼ松尾氏の絵が載っています。 ポイントをしぼって私が感じたことをレビューします。上記を踏まえて、購入検討の参考にしてください。
'@キャラクターの全身イラスト メインキャラクターとユニットの全身イラストがたくさん見れます。 ほとんど載っているのは人間で、かろうじて後の方にグリフォンやゴーレム、スケルトンなどの魔獣系が載っています。 私は絵を描く人間なので、魔獣系のデッサンの見本としてもっとドラゴンや敵モンスターが贅沢に見たかった…という感想は抱きました。 しかしアーチャーの弓の構え方は勉強になるし、鎧の描き方、デザインはとても見応えがあります。
'A人間キャラクターやドラゴンの設定画、本編で使われた顔グラフィックの線画 今回特に私が注目したのは、全身イラストよりも設定段階の鉛筆の絵でした。 実は今回、ゲーム本編ではイベント中、キャラの顔しか表示されないのですが、開発段階ではキャラの腰まで絵を表示させる案があったそうです。 そのため、メインキャラからユニットまで、見る事の出来なかった絵がたくさん見れるのです。 本当に、ゲーム本編で腰まで表示させてほしかったです。見ないとわかりませんが、その絵が細密で綺麗なのです。 他にもドラゴン全種の絵も少し見れますが、やはり表情イラストは格別ですね。 私的には、カチュアの泣き顔やヴァイスの血を流して羽交い締めにされている絵がすばらしいと思いました。(よくわからないと思いますが、そういう絵があるんです)
つまり、タイトルでも言うとおり… この画集には勿体ないくらいの未公開イラストが詰め込まれています。 だから、どれを見ても新鮮で、見応えがあります。 画集を買う重要性……それは、見せてもらえなかったタクティクスオウガ世界(ワールド)を隅々まで見たい!その気持ちが大事なんです。 買いたいか買いたくないか、それはあなた次第です。 そして、それをどう検討するかは、この画集唯一の絵を見たいか、見たくないか…ということになります。 具体的に考えて見て下さい。では、私のレビューはこれで終わります。
SFC版の公略本も厚かったですが、これも相当厚くて重いです。
誤情報が混じっていたり、「公式コンプリートガイド」なのに伏せてある情報が…。 100%完全・100%完璧な情報が欲しい方は、攻略サイトを活用して補完する必要があります。
満足していますが、その点を差し引いて★★★★☆としました。
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