「30年で3万人の肥満を治療した専門医」というカバーの言葉に惹かれて購入しました。 この本の良いところは、1人の個人の経験、などという狭いものではなく、 文字通り3万人もの治療が裏付けにある、という事です。 よくあるのが、「自分はこう痩せた」というダイエット本ですが、 えてして内容が偏っていたり、ただの主観だったりします。 この本はそうしたいかがわしさが全くなく、「私にもできる、当てはまる!」と思わせてくれました。 「正しく眠れば自然と痩せていく」という著者の主張に納得です。
極端に食べないダイエットをしましたが、ある時点を境に食欲がすごいことになってしまって、食べ物の事で頭がいっぱいに!みごとにリバウンドしました。 で、醜くなった自分と自分の意思の弱さに自己嫌悪に陥りつつ、増加し続ける体重と食への執着に悩みつづけていた時、この本を見つけました。 "ホルモンでやせる"という所はなかなか実感を得るのは難しいと思うけど、自分の脳が今どんな状態で、どうコントロールしていったらいいのか?という点ですごく参考になったし、なにより意思や欲の問題じゃなく、自分は脳が不健康になってしまっていたんだということに気づけかなり気持ちが楽になりました。 実際、お腹の満足とか腹八分目とか考えながらびくびく食事をするより、脳を大満足させる食事と考えて食べるとかなり楽で、そして満足もできるし、量も少なくなりました。 脳を満足させる食事の順番は、実践すると本当に満足感を我慢する事なくいつもより少ない量で感じるのにはビックリでした。 さらに、とっても読み易くすぐ読み終えちゃいます。 敵なんだけど、脂肪細胞のキャラクターがとってもかわいい♪ ということで、かなりオススメの一冊です!
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