「マシンヘッド」レコーディングの回想インタビュー中心で、所々で当時のライブが挿入されていますが、それが非常に短くて残念!「ハイウェイスター」はスタジオライブ、「スモーク…」、「スペース…」が73年ライブでリッチーのアクションもカッコいいのに中途半端にカットされて。これが全曲当時の映像がフル入っていれば5つ星ですが残念。モノクロの「マシンヘッド72」と異なる映像があるのだから71年BBCライブと一緒にDVD化してほしいですね
輸入盤で一番気になるのがホンマにリージョン1なのか??ってとこですよね。わざわざフリフリPlayerまで買ったのですが、嬉しい誤算でリージョンALLのようでした。 内容はコンサートONLY版とオフステージも見えるMovie版が選択できました。 これから堪能します。
DVDaudioも含めて5.1Chバージョンがずっと2万円程度の値がついていて買えなかったのですが、今回このSACDがリリースされて念願のマルチチャンネルが聞けて幸せです。以前の4チャンネル版の音像はわかりませんが、大変素晴らしいミックスになっています。 昔聞いていたLPと較べると各楽器の演奏内容が鮮明で生々しいです。イアンペイスのドラムがすごくクリアでハイハットワークがよくわかるしハードロックバンドでありながらスネアワークがすごく細かい様子が良く聞こえます。オルガンとギターのバッキングが都度リアSPに分離されていて気持ちいいです。たまにオルガンソロが360度回転するのがいかにもマルチチャンネルでご愛嬌ですが、ハイウエイスターのギターソロなど昔の2Chに較べるとオーバーダブのミキシング音量が変化しているのか新たな発見が多々あります。昔耳コピしたフレイズはいったい何だったんだと言う感じです。さらにこのスピードで左リアから聞こえる16分音符で刻む鬼のようなリッチーのバッキングの凄さに改めて敬服です。レイジーの左リアから放たれるイントロフレイズなんか生々しくて(ほんとに自分の横で弾いているみたい)鳥肌もんですよ。イアンギランのVoもハモリはけっこう各スピーカーに分離されていてさすが5.1Chという感じです。リアルタイムの感動が今になって蘇る感じは最高ですね。ピクチャーオブホームのベースソロなんか昔聞いたイメージとかなり違うのでびっくりでした。 このアルバムの善し悪しについては他と比較してとやかくの説がありますが、私的にはパープルのベストだと思ってます。(意外と第一期のブックオブタリエシンとかも好きなのですが)ブラインドマンが聞けるのも嬉しいですね。よくインロックのほうがベストではという声もありますが、確かにクリエイティビティの点で譲るもリッチーのギターの音色がこちらのほうがクリアで美しいことが最大の理由です。演奏内容はライブインジャパンだとは思いますが。正直ここ20年以上ジャズばかり聞いている自分がこんなタイミングでパープルを聞いて感動するとは思っていませんでした。俺ってなんだかんだ言ってもパープルフリークなんだということを再認識させられたSACDでした。今回のワーナーさんのロック名盤シリーズのSACD再発は拍手もんですが、もっと色々な名盤の再発に期待したいです。ロックだったらキャメルのLuna Seaとかコードチェンジとか5.1Chで聞きたいなあ。
偉そうなタイトルを書いてしまったが、それくらい快心の出来ではと思う。 セルフプロデュースになって以降、前作で極まったとすら思えた路線を更に深く重く進めた感じ。 ここまでやられたら言葉がない、昨今のスラッシュブームとか子供の夏祭り程度に思える。 おそらくロブにしてみれば過去の一つでしかないんだろうな、スラッシュの言葉自体。 スラッシュ世代でありながらオルタナ〜ミクスチャー世代を経たセンスも特徴だとは思うが、 今作は今までで最もメタル度を感じる、それも大人気ないくらいの本気で。
今は亡きイギリス紳士的なジョンロードの語り が観られるのが、本当に良かったです。 70年代ロックの傑作曲のメンバーが語る誕生秘話も満載でお勧めです。
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