一気に読んでしまうと、昔もタッチをこういう風に読んでたなと。新しい登場人物もあり、これからどうなるのかとても楽しみです。
「みゆき」といえばH2Oで有名。その陰であまり話題にされることがなかったが、放送当時EDで流れた「サマー・ホリデー」の方が私の印象には強烈だ。フルコーラスを初めて聴いて仰天!この歌の描く物語に「およげ!たいやきくん」のようなオチがあったとは!!歌うのは河合美智子…ってオーロラ輝子?他の売りとしては、歌詞が一部ちがうTVサイズ用の「10%の雨予報」が貴重な点。OPとEDに使われた曲以外は、もともと思い入れがないせいか、何ともコメントできない。
野球アニメではないので認知度は低いと思うが、出来は素晴らしい。同じく少女漫画原作の「日当り良好」と比べても、こちらのほうが好きだ。話は主人公の美夏が変装して、その美夏を好きになった男と、美夏のことを好きな幼馴染が繰り広げる三角関係が中心の作品だが、とにかくテンポのいいストーリー展開と、OP,ED,BGM,がとても良く出来ていて、観た後に気分の良くなるアニメだ。DVDで出たら、また買いたい。 そしてこの作品は、時期的にも「コナン」のテストケースとして造られたようなOVAだった。声優的に観ると、ヒロインのコナンを新一と平治が取り合い、ラストはコナンと小五郎が結婚する。
アニメ版「ナイン」と、アニメ版「タッチ」は、 同じスタッフが制作した作品なのに、 かたやVHSビデオ止まり、かたやBD−BOX発売予定…! なぜこのような差が発生するのでしょうか?
理解に苦しみます。
「タッチ」原作者の野球一筋なイメージが先行して、作品で描かれるキャラやストーリーまで踏み込んでいかない”不幸な状況”が、少なからずある。「キャラのデザインが同じ」「テーマがまた野球」「そして甲子園」、おそらく「H2」が放送されていた時、こう思っていた人は少くなからず居たと思うし、時には拒否的な反応を示す理由ともなる部分である。しかし、それで作品の面白さが決定づけられる事には”待った”をかけたい。冒頭”野球マンガ専門にあらず!”と書いたのは、この作者が、作品の大部分を”野球の試合”あるいは”甲子園”を描くのに消費するのではなく、その場所を目指すために”努力する姿””ひた向きさ”にスポットを当てていること、それを”~あらず”と表現した、という訳です。思い出して欲しいのは、あの「タッチ」でも、試合に多くの話数を裂いたという印象はあまりないはず。むしろ、高架の下で涙する南の姿や、勉強部屋での3人の会話シーンなど、「タッチ」という作品を今も記憶に残す理由は”野球”に囚われない部分が多くある。「”試合がなければ”なりたたない」と言わんばかりに、1試合に十数話を投入する”狂気”ともいえる作品の多くは、そこへたどり着くまでの”ドラマ”を描けず、試合の中で”どんなハプニングを起こすか””どのキャラに奇跡を”起こさせる役”を演じさせるか”に終止し、そこへ至るまでの道を、ことごとく蔑(ないがし)ろにする。こうなってしまうと、もはや主役は”試合”であって”人”ではない。主役は”野球”や”試合”ではなく”主人公”や”ヒロイン”であるという姿勢は、「タッチ」でも「H2」でも、変わることなく作者の作品に貫かれている。だからこそ、食わず嫌いで終わって欲しくない。
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