大亜門先生=パロディ=パロディが無いと漫画を描けない、というイメージが固まっているが、そうじゃあない。 やはり昔リアルタイムで見た通り、またはもて王同様、オリジナルネタ、ツッコミ、ストーリー構成や、あんな短ページでキャラの個性を活かせるのは大亜門先生位だ。 パロディ無くても十二分いける(むしろ無い方がいいかも?)。 やはりもて王の時のようにキャラに愛を感じる。世間からは先入観だけでもて王に酷評の声がよく聞かれるが、是非大亜門先生の作品を知ってる人も、知らない人も見てほしい。また、もて王が嫌いだった人もこれを見て大亜門先生を見直してほしい。 自分はスピンと一九がお勧め。
残念ながら本巻が最終巻です。 こち亀並に連載を続けてほしい、とまでは申しませんが、せめて主人公たちが高校を卒業するまでは打ち切らないで欲しかったですね。 大先生も単行本おまけで新展開や新キャラクターの構想を練っておられたとの事だったので、本当に勿体無いです。
以下思いついたままにつらつらと。
・最終回での悠 終始太臓をからかって面白がっていた悠が、最後の最後で見せた切なげな表情は「もて王」屈指の名シーンでした。不覚にも感動しました。
・宏海と矢射子の今後 宏海を慕う花子や萌との四角関係(?)や宏海パパと矢射子のやり取りなんか読みたかったですね。伊舞と矢射子のやり取りも面白そうですし。
・乾&夕利 第84章「カレシカノジョの事情」での二人のボケとツッコミが非常に面白かったです。 その後の展開が楽しみだったのですが・・・。
・太臓や宏海の母親 これも興味ありますね。どんな人だったんだろう?
・新キャラ 回が進むにつれて矢射子や木嶋のキャラクターに深みが増していったように、妖狐の陽子や仁露も連載が続いていれば彼らに匹敵する面白キャラクターになれたかもしれません。続きが読みたかったなあ。
軽快な台詞回し、可愛らしい絵柄、ギリギリアウトな下ネタ、パロディもさすがキレキレの絶好調です。 笑いと感動の詰まった最高の一冊でした!
残念ながらこちらの一巻で完結ですが、最後まで丁寧なストーリー描写や帯、カバーの裏まで可愛かったりキモかったり、溢れんばかりの愛を感じてますます大先生が大好きになりました。
もっと読みたかった、アニメ化して欲しかった…深夜で!
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