ジョン・トラボルタとビージーズの全盛期のパワーを見せ付けられるような作品群。ちょうど洋楽を聞き始めた中学生時代だったので、それも懐かしく思い出す映画。今となっては見る事の出来ない当時のNY摩天楼も出てきます。NYを愛して止まない人にもお薦めです。
ダンス映画でハリウッドで頂点を極めたトラボルタは 出演作の激減で凋落したが、苦難を肥やしにして 再生の道を行く。タランティーノ監督など見る人は彼の存在意義を認めていたのである。 彼の全てがここにある。
映画は2001年6月8日リリース。なかなか凝ったストーリーと最終シーンから始まる構成など随所に感心させられる作品だ。特に面白いのは最初にトラボルタが『狼たちの午後』や『ゴッドファーザー』などの映画を批評するシーンから始まるところで、その後の7キロのベアリング爆弾の爆破シーンの360度回転するようなカメラ割りは素晴らしい。これこそブルー・レイにピッタリである。
主演のヒュー・ジャックマンはこの1年前の『X-MEN』のウルヴァリン役で一躍スターダムへと駆け上がったが本作でもなかなか頑張っている。その後も2006年の『タロット・カード殺人事件』あたりの演技もなかなかで、アカデミー賞の選考委員には受けなそうだが、充分に観客を呼べる実力を持っていると思う。
余談だが、最初に殺られる北欧からやって来たハッカーがトーバルズで、主演のヒュー・ジャックマンの演じている天才ハッカーがスタンリー・ジョブソンっていうのは何となくリーナス・トーバルズ(Linuxの開発者)とスティーヴ・ジョブズをもじっているような気がするのはぼくだけかな?
こんなアルバムまってました。子供の頃お金がなくて、でも映画音楽が好きで懸命に録音していたあの頃・・・音はボロボロだったけど、好きな曲がいっぱい詰まったお気に入り。そんなアルバムです。BTTFぐらい古い曲から最近の曲まで最高ですよー
どちらかというとアクの強い役の多いトラボルタだけど、この映画では抑えた演技で感動させてくれます。 ある日突然、超能力を持ったトラボルタ。彼を多くの人々は恐れ、それまで親しくしていたのが嘘のように敬遠するようになります。しかし、それまでと変わらずに友人として接してくれる人もおり、彼の理解者である医師と農場で働く青年をアカデミー主演男優賞受賞者のロバート・デュバルとフォレスト・ウィテッカーが演じていて、こちらも名演です。 「超常現象もの」にしなかったことも好感が持てるし、病魔との戦いや死の瞬間の場面でさえもヒステリックにならない描写で、最後まで静かな感動を持続し、心地よい余韻にひたれます。 ラストに流れるクラプトンのChange the Worldも効果的。
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