先日スカパー無料期間に「LIVE FROM THE BASEMENT」の「IN RAINBOWS」が放映されていて、とてもカッコ良かった(画質はまあまあ。音と無駄を排除した構成は文句なしに感動モノ!)ので、さっそく「THE KING OF LIMBS」を購入しました。
CDを聞く限りでは、ギターの音とかあまり聞こえてこないし、ロックっぽくなくて、どんなふうに演奏しているかとても気になっていて、でもひょっとして観たら退屈するんじゃないかと一抹の不安を抱えていましたが、買って正解でした。集中して目と耳で楽しむことができ、あっという間の60分でした。
とくに、2曲目「ザ・デイリー・メール」(THE KING OF LIMBS未収録でトムのソロライブやアトムス・フォー・ピースで演奏されていた曲)は曲の広がり方が半端ない!スタジオという狭い空間から飛び出して、別空間にいる感じにさせてしまう曲は本当に鳥肌ものでした。
また、CDでは伝わってこない、バンド演奏のアナログっぽさをDVDで確認することができました。「LOTUS FLOWER」なんかはCDや、トムが踊りまくるPVもとてもいいですが、このスタジオライブではまた別の味わい、アナログっぽさも伝わってきて、レディオヘッドだな〜としみじみ。メンバーの雑談もちょっと見れたし。
「IN RAINBOWS」のスタジオライブに比べたら、ギター演奏部分は少ない(エド・オブライエンのファンには物足りないかも。あまり映ってなかったし。)ですが、上記2曲目含む未発表曲が2曲収録されているので満足です。
映像の質もそこまで悪くなかったです。許容の範囲内。「LIVE FROM THE BASEMENT」の「IN RAINBOWS」が欲しいな〜。
radiohead beck sonic youthこの3グループを観るだけでも十分に価値のある一本です。 各自liveとはまた違ったスタンスというか一面を観れる感じでオススメです。
最近、日本盤も廉価再発売されました。この輸入盤が日本盤よりも勝るところは音声仕様です。日本盤の音声は通常の2ch stereoのみですが、輸入盤には5.1ch音声が入っています。リージョンコードもフリーで日本製プレーヤーでも視聴可能なので、ホームシアター環境が整っている人には輸入盤をお薦めしたいところですが、肝心の内容が純然たるLiveではなくドキュメンタリーなので日本語字幕がないとちょっときついと思います。もちろん日本盤は字幕付です。
このシリーズは好きなのでvol.1から買っています。 丁寧な丁装でコレクションのしがいがある逸品。
内容は、年表、アルバム発表時のインタビュー、アルバム紹介の繰り返し。 巻末にはライブ年表的な付録を収録。 おそらく既出のインタビュー記事を総括してまとめたような感じなので、 ファンや、ロッキンオンの熱心な読者にとっては目新しさはないけれど、 ファンやコレクターは持っておいてもいいと思う。
『パブロハニー』〜『キンブ・オブ・リムズ』までのオリジナルアルバムを紹介しており、 ライブアルバムの『アイ・マイト・ビィ・ロング』は飛ばされている。 (個人的に好きな作品であるために残念)
資料性は高くなく、新しい情報もないので、長年のファンは物足りないかもしれない。 ビギナーがこのバンドの歴史を辿るには最適かもしれない。 バンドのメンバーの言葉で歴史を辿る体験は楽しい。(ほとんどトムとジョニー)
この分厚さでいくなら、無理に長いインタビューを掲載するのではなく、 音楽性の変遷がよく分かるような全曲解説があってもよかったのではと思う。
今さら言うまでもない、90年代ロックを代表する1枚。「OKコンピューター」はもちろん彼らの最高傑作だが、「ギター好き」のワタクシはこちらの方をいまだによく聴く。
歌詞やアレンジに同時期のアメリカのバンドとは違う、イギリスならではのひねりを感じる。
|