アニメの画集に良く有る、大き目のサイズでハードカバー仕様。
多くをカラーページで占め、イラストも綺麗。 又、紙質も良く印刷も半光沢で見易く上品だが、たったの95Pで3500円は決して安くはない。
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全体的な構成は、90Pからのインタビューを除き、あくまでコンセプトアートに徹している(当たり前だが)。 各項目には簡潔な解説が有る。
コンセプトとは概念の事であり又、基本理念的な意味合いでも使用されるが、 本書の内容を一言で云うならCGモデリング一歩手前といった所で、劇中の完成形が一部を除きほぼ載っていない。 実は、表紙がハーロックのドアップCGであった為に、劇中のあの美しい完成した画が見られるかと期待してしまったので少々ガッカリした。
そう、繰り返すが、あくまでコンセプトに基づくアート本であり、設定資料集ではないのだから、それを勝手に期待した自分が悪かった。 ・・悪かったが、それを承知でホンネを言えば、表紙ってのは内容をある程度反映されてなきゃいかんだろとも思ってしまった。
しかし良書ではある。コンセプト本の多くがラフな線画やそれに簡単に着色しただけものが大勢を占めるのに対し、 本書は完成画かと見紛うばかりの、極めてクオリティの高い作品が多い点で、コンセプト本としてはハイレベル。 最初からソレと理解して手にすれば、美しいイラストを堪能できる上、簡潔過ぎるとも取れる解説は絵の領域を犯しておらず、 美しい構成のページばかり。まるでpen紙の別冊にも感じた様な、感慨深さを覚えた。
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【アルカディア号とメカキャラ】
2年前にアルカディア号のパイロットフィルム版を見て以来、そのあまりの変貌に拒否反応を示し続けて来た。 所が本書で見慣れて来たせいなのか、カッコ良いか悪いかは別として、ダークマターを身に纏い100年も生きている謎の男の乗艦として、 相応しく生まれ変わったと思う。
今までのアルカディアが、良くも悪くも「昭和のテレビ漫画」的で子供の玩具的デザインであった為、 其処から脱却しつつも、その象徴と云って良い部分は残して、毒々しくも有機的にアレンジされたエクステリアが際立つ。
それに相反するかの様に、インテリアは懐かしさすら感じるデザインを踏襲している部分もあるのだが、 対照的に毒々しさを醸し出してる部分も多く、ダークマター機関等はエイリアンの巣かと思ってしまった。 スチームパンク的な海賊船として、新たに生み出したスタッフ達の思惑が興味深い。
何しろ、スンゲ〜未来のハイテクメカなのに、機械仕掛けのゼンマイ時計の如く、ギアやプーリー等が露出して混在させている妙が、 不思議な雰囲気を醸し出していて面白い。
そ〜いえば、銀河を飛び回る超特急なのに蒸気機関車と云う妙もあったが、 こ〜いった新旧混在メカの妙は、ノスタルジー的で、新しいものを追い続ける中で古い物の良さを知る様で素晴らしい。
対照的と云えば、ガイア勢力の艦船とは一線を駕していて、直線と曲線、明と暗、無機と有機、極論で云えば正道と邪道と云った様な、 明確な違いが描かれていた。これも面白い。
ただ、今作にも登場するデスシャドウだが、ディテールがあまりに凄いので、アルカディア号より強そうにさえ見えた。
【人物キャラ】
ハーロックは、全登場人物中、もっともアニメのイメージそのままの踏襲に成功した例と思う。
又、ヤッタランとトチローの、アニメの雰囲気を残しつつもリファインされた新しい姿には、 よくぞマァ〜ここまでアイデアを育てたものだと感心した。 個人的にはビア樽体型くちびるオバケなヤッタランの方が好きだが、カッコ良くなったと思う。 但し、ヤッタランがケンドーコバヤシに見えてならない。
ミーメは第一作やThe Endless Odysseyの時のイメージを残しつつ、よりリアルに異性人らしくなった事で、 地球人類との「解り合えない」感が出た。これは彼女の魅力を増していると思う。
特筆すべきはケイだろう。 松本アニメ独特の可憐さは影を潜めたが、グラマラスで極めてセクシーになった彼女は極めて美しい! 本作での彼女の美は海外でも大絶賛を浴びており、どんな活躍をするのか期待は尽きない。
悪事千里を行くかの如く、声優を、本職を使わずに有名芸能人を重用する風潮が興醒めだが、シアターで本編を観るのが楽しみだ。
知ってる人は多いですが、未完の大作です。 ぜひ、続きを読みたいです
私は松本零ニが大好きだ!!しかし、パチンコ台は大ヤマトシリーズは大ヒットしたが、
銀鉄も今一だったし(私的には好き)、それ以上に大コケした作品となってしまった。
導入されたホールを探すのが大変なくらい設置数が少ない。
もう、このゲームでプレイするほかプレミアムを見ることはかなわないであろう。
今回は、タイムアタックなどのお遊び要素もなく、淡々とシュミレートする。
単に、パチンコ台の確認であれば充分楽しめる。
一時は、毎日寝る前に聞いていた。 有名なテレビシリーズの主題歌・挿入歌の他、 「無限軌道SSX」や劇場版まで含んでいる。 ハーロック好きなら是非持ちたい1枚だ。
ハリウッド調の重厚なサントラだが 印象に残る曲が無い。冒頭で使われた 加藤さん の歌は収録されているが、CMでヘビーローテされていた ONE OR ROCK の be the light が未収録なのは残念 ONE のアルバムを買うしかないね。
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